シクロペンタノン(Cyclopentanone)
炭素数5の環状飽和炭化水素であるシクロペンタンの炭素原子の1つが、カルボニル基(=O)に置き換わった環状ケトンです。アジピン酸の加熱蒸留や、シクロペンタンの酸化、またはアジピン酸エステルのディークマン縮合などによって合成されます。香料や医薬品、農薬などの有機合成において、非常に重要な中間体として広く利用されています。
別名:アジピンケトン、ケトシクロペンタン
| ガス名 |
シクロペンタノン |
分子式 (化学式) |
C5H8O |
| 状態 |
液体 |
| 色 |
無色透明 |
| 臭気 |
アセトンに似ているが、より甘くペパーミントのような特有の芳香 |
燃焼 範囲 vol% |
1.6%から10.8%前後 |
爆発等級 |
1 |
発火度 |
G1 |
| 用途 |
- ・料(ジャスミン系などの合成香料原料)、医薬品の中間体、農薬の製造原料、ゴムの薬品、溶剤、有機合成の研究用試薬。
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危険 情報 |
- ・常温(引火点:約30度から35度前後)で火気によって引火する危険があり、蒸気は空気と混合して爆発性混合気体を形成します。蒸気は空気より重いため、低い場所に滞留しやすく、遠方の火源から引火・逆火する恐れがあります。強酸化剤や強塩基との接触を避ける必要があります。
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人体の 影響 |
- ・目、皮膚、粘膜に対して強い刺激性があり、蒸気を吸入すると、頭痛、めまい、吐き気、喉の痛みを引き起こします。高濃度では中枢神経系を抑制する麻酔作用が現れます。皮膚に触れると脱脂作用により皮膚炎を招くことがあります。毒性の詳細は完全には解明されていませんが、一般的にケトン類と同様の注意が必要です。取り扱いの際は、防毒マスク(有機ガス用)、保護手袋、保護眼鏡を着用してください。
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爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値
爆発 等級 |
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値 |
| 1 |
0.6mmを超えるもの |
| 2 |
0.4mmを超え、0.6mm以下のもの |
| 3 |
0.4mm以下のもの |
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発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。
| 発火度 |
発火温度 |
| G1 |
450℃を超えるもの。 |
| G2 |
300℃を超え450℃以下のもの。 |
| G3 |
200℃を超え300℃以下のもの。 |
| G4 |
135℃を超え200℃以下のもの。 |
| G5 |
100℃を超え135℃以下のもの。 |
| G6 |
85℃を超え100℃以下のもの。 |
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