シクロペンテン(Cyclopentene)

炭素数5の環状不飽和炭化水素(シクロアルケン)の一種です。シクロペンタンの構造の中に二重結合を1つ持っています。ナフサの熱分解によって得られるC5留分に含まれており、工業的に分離・精製されます。非常に反応性が高く、開環重合によるポリマー(シクロペンテンゴム)の製造や、医薬品、香料、特殊な有機化合物の合成原料として利用されます。

レンタル
対象機種
ガス名 シクロペンテン 分子式
(化学式)
C5H8
状態 液体(揮発性が非常に高い)
無色透明
臭気 石油のような、あるいは不飽和炭化水素特有の刺激を伴う不快臭
燃焼
範囲 vol%
1.2%から8.7%前後 爆発等級 1 発火度 G1
用途
  • ・特殊ゴム(ポリアルケナマー)の製造原料、有機合成中間体(医薬品、農薬、香料)、プラスチックの改質剤、分析用試薬。
危険
情報
  • ・常温で容易に蒸発し、極めて引火性の高い液体です(引火点:約マイナス29度からマイナス30度)。空気と混合して爆発性混合気体を形成します。蒸気は空気より重いため、低い場所に滞留しやすく、遠方の火源から引火・逆火する危険が非常に高いです。空気中の酸素と反応して爆発性の過酸化物を生成しやすいため、貯蔵には注意が必要です。
人体の
影響
  • ・目、皮膚、粘膜に対して強い刺激性があります。蒸気を吸入すると、頭痛、めまい、吐き気、喉の痛み、倦怠感を引き起こし、高濃度では中枢神経系を抑制する麻酔作用が現れます。皮膚に触れると脱脂作用により皮膚炎を招くことがあります。毒性の詳細は不明な点もありますが、一般的にシクロアルケン類と同様の注意が必要です。取り扱いの際は、防毒マスク、保護手袋、保護眼鏡を必ず着用してください。

爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値

爆発
等級
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値
1 0.6mmを超えるもの
2 0.4mmを超え、0.6mm以下のもの
3 0.4mm以下のもの
  発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。

発火度 発火温度
G1 450℃を超えるもの。
G2 300℃を超え450℃以下のもの。
G3 200℃を超え300℃以下のもの。
G4 135℃を超え200℃以下のもの。
G5 100℃を超え135℃以下のもの。
G6 85℃を超え100℃以下のもの。


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