シクロプロピルアミン(Cyclopropylamine)
炭素数3の最も小さな環状アルカンであるシクロプロパンの水素原子1つが、アミノ基(-NH2)に置き換わった脂環式第一級アミンです。シクロプロパン環特有の強い環歪みを持ち、化学的に非常に反応性が高いのが特徴です。医薬品(特にキノロン系抗菌薬など)や農薬の合成において、シクロプロピル基を導入するための極めて重要な中間体として広く利用されています。
別名:アミノシクロプロパン
| ガス名 |
シクロプロピルアミン |
分子式 (化学式) |
C3H7N |
| 状態 |
液体(揮発性が非常に高い、沸点:約49度から50度) |
| 色 |
無色透明から微黄色 |
| 臭気 |
強いアンモニア臭または魚臭 |
燃焼 範囲 vol% |
– |
爆発等級 |
– |
発火度 |
– |
| 用途 |
- ・医薬品の中間原料(シプロフロキサシン等の抗菌薬)、農薬の中間原料(除草剤等)、有機合成試薬。
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危険 情報 |
- ・常温で容易に蒸発し、空気と混合して爆発性混合気体を形成する、極めて引火性の高い液体です(引火点:約マイナス25度からマイナス26度前後)。強い塩基性を示し、酸、強酸化剤、酸塩化物などと激しく反応して発熱・発火する恐れがあります。燃焼や加熱による分解で、一酸化炭素や有毒な窒素酸化物(NOx)を発生します。消防法の危険物(第四類 第一石油類 非水溶性液体)に該当します。
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人体の 影響 |
- ・目、皮膚、粘膜に対して非常に強い腐食性と刺激性があります。直接触れると、皮膚の激しい化学火傷や目の損傷(失明の恐れ)を引き起こします。蒸気を吸入すると気道を激しく刺激し、喉の痛み、咳、呼吸困難、肺水腫を引き起こす可能性があります。毒性の詳細は完全には解明されていませんが、一般的に低分子量のアミン類と同様の強い毒性があるため、厳重な警戒が必要です。取り扱いの際は、防毒マスク、耐化学薬品性の手袋、保護眼鏡、防護服を完全に着用してください。
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爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値
爆発 等級 |
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値 |
| 1 |
0.6mmを超えるもの |
| 2 |
0.4mmを超え、0.6mm以下のもの |
| 3 |
0.4mm以下のもの |
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発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。
| 発火度 |
発火温度 |
| G1 |
450℃を超えるもの。 |
| G2 |
300℃を超え450℃以下のもの。 |
| G3 |
200℃を超え300℃以下のもの。 |
| G4 |
135℃を超え200℃以下のもの。 |
| G5 |
100℃を超え135℃以下のもの。 |
| G6 |
85℃を超え100℃以下のもの。 |
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