ジアセトンアルコール(Diacetone alcohol)

2分子のアセトンがアルドール縮合することによって得られる、ケトン基と水酸基の両方を持つ化合物(ケトアルコール)です。蒸発速度が遅く、非常に優れた溶解力を持つため、高沸点溶剤として工業的に広く利用されています。また、メチルイソブチルケトン(MIBK)やメシチルオキシドを製造するための中間原料としても重要です。
別名:4-ヒドロキシ-4-メチル-2-ペンタノン、DAA、ジメチルアセトニルカルビノール

レンタル
対象機種
ガス名 ジアセトンアルコール 分子式
(化学式)
C6H12O2
状態 液体
無色透明
臭気 かすかなミントのような、あるいは甘く特有の芳香
燃焼
範囲 vol%
1.8%から6.9%前後(加熱条件下) 爆発等級 1 発火度 G1
用途
  • ・高沸点溶剤(ラッカー、エナメル、印刷インキ、木材保存剤)、メチルイソブチルケトン(MIBK)等の合成原料、油圧ブレーキ液の成分、接着剤、洗浄剤、染料の助剤。
危険
情報
  • ・ジアセトンアルコールは引火性の液体です(引火点:約56度から58度前後)。常温では引火の危険性は比較的低いですが、加熱すると引火し、蒸気は空気と混合して爆発性混合気体を形成します。強酸化剤や強塩基、強酸との接触を避けてください(特に塩基性条件下ではアセトンに分解する逆アルドール反応が起こる場合があります)。
人体の
影響
  • ・目、皮膚、粘膜に対して強い刺激性があり、特に目に対しては刺激が強く、角膜の損傷を招く恐れがあります。蒸気を吸入すると、喉の痛み、咳、頭痛、めまい、吐き気を引き起こし、高濃度では麻酔作用が現れます。皮膚に長時間触れると脱脂作用により皮膚炎を招くことがあるため、取り扱いの際は適切な保護手袋、保護眼鏡を着用してください。

爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値

爆発
等級
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値
1 0.6mmを超えるもの
2 0.4mmを超え、0.6mm以下のもの
3 0.4mm以下のもの
  発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。

発火度 発火温度
G1 450℃を超えるもの。
G2 300℃を超え450℃以下のもの。
G3 200℃を超え300℃以下のもの。
G4 135℃を超え200℃以下のもの。
G5 100℃を超え135℃以下のもの。
G6 85℃を超え100℃以下のもの。


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