ジブロモジクロロメタン(Dibromodichloromethane)
メタンの4つの水素原子すべてが、2つの臭素原子と2つの塩素原子に置き換わった完全ハロゲン化メタン(テトラハロメタン)の一種です。非常に比重が大きく、揮発性のある液体です。主な生成源として、海洋中の藻類による自然発生や、工業プロセスにおける副生成物が挙げられます。化学的に安定していますが、強力な酸化剤や特定の金属と反応する性質を持ち、環境汚染物質としての側面も注目されています。
別名:二臭化二塩化メタン、フレオン12B2
| ガス名 |
ジブロモジクロロメタン |
分子式 (化学式) |
CBr2Cl2 |
| 状態 |
液体(非常に重い液体、比重:約2.42) |
| 色 |
無色透明 |
| 臭気 |
クロロホルムや四塩化炭素に似た、甘く鋭い刺激臭 |
燃焼 範囲 vol% |
– |
爆発等級 |
– |
発火度 |
– |
| 用途 |
- ・有機合成の試薬、溶剤、難燃剤の原料、消火剤の成分(過去の利用)、環境分析における標準物質。
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危険 情報 |
- ・不燃性の液体ですのでそれ自体は燃焼しませんが、火災などの高温下で分解し、有毒で腐食性の高い臭化水素、塩化水素、ホスゲン、および臭素・塩素ガスを発生します。アルミニウム、マグネシウム、亜鉛などの活性金属粉末と接触すると、激しく反応して爆発する危険があります。強塩基との接触も避けてください。
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人体の 影響 |
- ・中枢神経系、肝臓、腎臓に対して毒性があります。蒸気を吸入すると、頭痛、めまい、吐き気、喉の痛み、眠気を引き起こし、高濃度では意識喪失や昏睡を招く恐れがあります。皮膚や目に触れると刺激性があり、赤みや痛みを引き起こします。長期的な曝露は肝機能障害や腎機能障害の原因となる可能性があり、また他のハロゲン化メタン類と同様に発がん性への懸念も指摘されています。取り扱いの際は、防毒マスク、保護手袋、保護眼鏡を着用してください。
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爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値
爆発 等級 |
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値 |
| 1 |
0.6mmを超えるもの |
| 2 |
0.4mmを超え、0.6mm以下のもの |
| 3 |
0.4mm以下のもの |
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発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。
| 発火度 |
発火温度 |
| G1 |
450℃を超えるもの。 |
| G2 |
300℃を超え450℃以下のもの。 |
| G3 |
200℃を超え300℃以下のもの。 |
| G4 |
135℃を超え200℃以下のもの。 |
| G5 |
100℃を超え135℃以下のもの。 |
| G6 |
85℃を超え100℃以下のもの。 |
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