ジブロモメタン(Dibromomethane)
メタンの2つの水素原子が臭素原子に置き換わったハロゲン化炭化水素です。非常に高い比重(水の約2.5倍)を持つ液体で、多くの有機溶媒とよく混ざります。自然界では海洋の藻類などによって微量に生成されています。化学的には、ジブロモビニル基の導入などの有機合成試薬として、あるいは比重差を利用した鉱物の分離などに利用される重要な化合物です。
別名:二臭化メチレン、臭化メチレン
| ガス名 |
ジブロモメタン |
分子式 (化学式) |
CH2Br2 |
| 状態 |
液体(非常に重い液体、比重:約2.49) |
| 色 |
無色から微黄色(光によって徐々に着色することがある) |
| 臭気 |
クロロホルムに似た、甘く心地よいが鋭い刺激臭 |
燃焼 範囲 vol% |
– |
爆発等級 |
– |
発火度 |
– |
| 用途 |
- ・有機合成試薬(メチレン化反応、医薬品・農薬の中間体合成)、溶剤、比重選鉱(貴石や鉱物の分離)、化学分析用標準物質、殺虫剤の原料。
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危険 情報 |
- ・不燃性の液体ですが、火災などの高温下で分解すると、有毒で腐食性の高い臭化水素、臭素、および一酸化炭素などを発生します。強酸化剤、強塩基、およびアルミニウム、マグネシウム、カリウム、ナトリウムなどの活性金属粉末と接触すると、激しく反応して火災や爆発を引き起こす恐れがあります。
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人体の 影響 |
- ・中枢神経系、肝臓、腎臓に対して毒性があります。
- ・吸入:喉の痛み、咳、頭痛、めまい、吐き気、眠気を引き起こし、高濃度では意識喪失を招くことがあります。
- ・皮膚・目:刺激性があり、赤みや痛みを引き起こします。皮膚から吸収される可能性があるため注意が必要です。
- ・長期曝露:肝機能障害や腎機能障害の原因となる恐れがあります。また、体内で代謝されて一酸化炭素を生成するため、血液の酸素運搬能力を低下させることがあります。取り扱いの際は、防毒マスク、保護手袋、保護眼鏡を着用してください。
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爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値
爆発 等級 |
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値 |
| 1 |
0.6mmを超えるもの |
| 2 |
0.4mmを超え、0.6mm以下のもの |
| 3 |
0.4mm以下のもの |
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発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。
| 発火度 |
発火温度 |
| G1 |
450℃を超えるもの。 |
| G2 |
300℃を超え450℃以下のもの。 |
| G3 |
200℃を超え300℃以下のもの。 |
| G4 |
135℃を超え200℃以下のもの。 |
| G5 |
100℃を超え135℃以下のもの。 |
| G6 |
85℃を超え100℃以下のもの。 |
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