ジブチルエーテル(Dibutyl ether)

n-ブタノール2分子から水が取れて結合した対称エーテルです。ジエチルエーテルと比較して沸点が高く(約140度)、揮発性が低いため、より安全に扱える溶剤として利用されます。水にはほとんど溶けませんが、多くの有機化合物をよく溶かすため、抽出用溶剤や反応媒体として重宝されます。
別名:ジ-n-ブチルエーテル、1-ブトキシブタン、ブチルエーテル

レンタル
対象機種
ガス名 ジブチルエーテル 分子式
(化学式)
C8H18O
状態 液体
無色透明
臭気 特有のエーテル臭(やや甘い刺激臭)
燃焼
範囲 vol%
1.5%から7.6% 爆発等級 1 発火度 G3
用途
  • ・溶剤(油脂、樹脂、ゴム、有機金属化合物など)、抽出剤(希土類金属の分離など)、化学反応の媒体(グリニャール反応など)、有機合成原料。
危険
情報
  • ・引火性の高い液体です(引火点:約25度)。蒸気は空気と混合して爆発性混合気体を形成します。最大の特徴は、空気と接触して放置すると「爆発性の過酸化物」を生成しやすい点です。加熱や衝撃で爆発する恐れがあるため、長期間保存されたものや蒸留時には細心の注意が必要です。また、強酸化剤と激しく反応します。
人体の
影響
  • ・目、皮膚、粘膜に対して刺激性があります。蒸気を吸入すると、頭痛、めまい、吐き気、喉の痛みを引き起こし、高濃度では麻酔作用によって意識消失を招く恐れがあります。皮膚に触れると脱脂作用により肌荒れを起こします。取り扱いの際は、十分な換気を行い、不浸透性の手袋や保護眼鏡を着用してください。

爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値

爆発
等級
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値
1 0.6mmを超えるもの
2 0.4mmを超え、0.6mm以下のもの
3 0.4mm以下のもの
  発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。

発火度 発火温度
G1 450℃を超えるもの。
G2 300℃を超え450℃以下のもの。
G3 200℃を超え300℃以下のもの。
G4 135℃を超え200℃以下のもの。
G5 100℃を超え135℃以下のもの。
G6 85℃を超え100℃以下のもの。


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