ジシクロヘキシルアミン(Dicyclohexylamine)
窒素原子に2つのシクロヘキシル基が結合した二次アミン(脂肪族アミン)です。アニリンの水素化などのプロセスによって製造されます。強い塩基性を持ち、水には溶けにくいですが、多くの有機溶媒には溶けます。腐食抑制剤やゴムの加硫促進剤の原料として、工業的に非常に重要な中間体です。
別名:N-シクロヘキシルシクロヘキサンアミン、DCHA
| ガス名 |
ジシクロヘキシルアミン |
分子式 (化学式) |
C12H23N |
| 状態 |
液体(油状、粘性がある) |
| 色 |
無色から淡黄色 |
| 臭気 |
アミン特有の、わずかにアンモニアに似た不快な魚臭 |
燃焼 範囲 vol% |
0.6%から4.6%前後(加熱時) |
爆発等級 |
– |
発火度 |
– |
| 用途 |
- ・金属の腐食抑制剤(気化性防錆剤)、ゴムの加硫促進剤の原料、農薬(除草剤等)の合成中間体、染料・顔料の原料、医薬品の合成、特殊な溶剤、触媒等。
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危険 情報 |
- ・常温での引火危険は比較的低い(引火点:約100度から105度前後)ですが、加熱すると引火し、蒸気は空気と混合して爆発性混合気体を形成する、可燃性の液体です。強酸化剤や酸と激しく反応します。また、銅や銅合金を腐食させる性質があるため、貯蔵容器の材質に注意が必要です。燃焼時には有毒な窒素酸化物(NOx)や一酸化炭素を発生します。
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人体の 影響 |
- ・目や皮膚へ直接触れると激しい刺激や炎症、化学火傷を引き起こします。皮膚からも吸収される可能性があり、全身毒性に注意が必要です。蒸気やミストを吸入すると、喉の痛み、咳、呼吸困難、頭痛、めまい、吐き気を引き起こします。高濃度では肺水腫を招く恐れがあります。飲み込むと消化器系に激しい損傷(火傷)を与えます。
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爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値
爆発 等級 |
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値 |
| 1 |
0.6mmを超えるもの |
| 2 |
0.4mmを超え、0.6mm以下のもの |
| 3 |
0.4mm以下のもの |
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発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。
| 発火度 |
発火温度 |
| G1 |
450℃を超えるもの。 |
| G2 |
300℃を超え450℃以下のもの。 |
| G3 |
200℃を超え300℃以下のもの。 |
| G4 |
135℃を超え200℃以下のもの。 |
| G5 |
100℃を超え135℃以下のもの。 |
| G6 |
85℃を超え100℃以下のもの。 |
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