ディーゼル燃料(Diesel Fuel)

原油の分留によって得られる、沸点範囲が約170度から370度前後の炭化水素混合物です。ディーゼルエンジン(圧縮着火機関)の燃料として最適化されており、自己着火のしやすさを示す「セタン価」が重要な品質指標となります。ガソリンと比較してエネルギー密度が高く、燃費性能に優れるため、大型車両や船舶、建設機械などの動力源として不可欠なエネルギー資源です。
別名:軽油、ディーゼル油

レンタル
対象機種
ガス名 ディーゼル燃料 分子式
(化学式)
特定の単一式はなく、主に炭素数10から20程度の炭化水素(C10H22からC20H42付近)の混合物です。
状態 液体(油状)
無色透明から淡黄色(日本では識別のため、あるいは品質管理上の理由で着色される場合があります)
臭気 石油製品特有の、わずかに重い刺激臭
燃焼
範囲 vol%
0.6%から6.0%前後 爆発等級 1 発火度 G2
用途
  • ・ディーゼルエンジンの燃料(トラック、バス、乗用車、船舶、鉄道車両、建設機械、農業機械)、自家発電用燃料、ボイラー等の燃料、洗浄剤。
危険
情報
  • ・ガソリンに比べれば引火点は高い(引火点:約45度から80度前後、JIS規格では45度以上)ですが、加熱された状態や霧状(ミスト状)になった場合は非常に引火しやすくなります。蒸気は空気より重く、低所に滞留します。静電気による引火火災にも注意が必要です。燃焼時には大量の黒煙(煤)や窒素酸化物(NOx)、硫黄酸化物(SOx)を発生します。日本の消防法において危険物(第四類 第二石油類 非水溶性液体)に該当します。
人体の
影響
  • ・蒸気を大量に吸入すると、頭痛、めまい、吐き気、眠気を引き起こし、高濃度では化学性肺炎を招く恐れがあります。誤って飲み込むと消化器を刺激し、嘔吐物が肺に入ると重篤な肺炎を引き起こす危険があります。

爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値

爆発
等級
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値
1 0.6mmを超えるもの
2 0.4mmを超え、0.6mm以下のもの
3 0.4mm以下のもの
  発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。

発火度 発火温度
G1 450℃を超えるもの。
G2 300℃を超え450℃以下のもの。
G3 200℃を超え300℃以下のもの。
G4 135℃を超え200℃以下のもの。
G5 100℃を超え135℃以下のもの。
G6 85℃を超え100℃以下のもの。


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