ジエチルカーボネート(Diethyl Carbonate)

炭酸のエステルの一種で、2つのエチル基が炭酸基に結合した構造を持つ有機化合物です。低毒性で環境負荷が比較的低い溶剤として知られており、特にリチウムイオン電池の電解液用溶媒として極めて重要な役割を果たしています。また、有機合成においてエチル化剤やカルボニル化剤としても利用されます。
別名:炭酸ジエチル、DEC

レンタル
対象機種
ガス名 ジエチルカーボネート 分子式
(化学式)
C5H10O3
状態 液体
無色透明
臭気 穏やかでエーテルに似た、かすかに甘い芳香
燃焼
範囲 vol%
1.4%から11.0%前後 爆発等級 1 発火度 G1
用途
  • ・リチウムイオン電池の電解液溶媒、有機合成試薬(エチル化剤、溶剤)、塗料・樹脂の溶剤、医薬品・農薬の中間体原料。
危険
情報
  • ・引火性の液体です(引火点:約25度から33度前後)。常温で引火する危険があり、蒸気は空気と混合して爆発性混合気体を形成します強酸化剤、強酸、強塩基との接触を避けてください。燃焼時には一酸化炭素や二酸化炭素を発生します。火気厳禁であり、容器は完全に密閉して直射日光を避け、換気の良い冷暗所に保管してください。
人体の
影響
  • ・吸入:喉の痛み、咳、頭痛、めまいを引き起こすことがあります。高濃度では軽度の麻酔作用が現れる場合があります。
  • ・経口:誤って飲み込むと、吐き気や腹痛などの消化器症状を引き起こす恐れがあります。

爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値

爆発
等級
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値
1 0.6mmを超えるもの
2 0.4mmを超え、0.6mm以下のもの
3 0.4mm以下のもの
  発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。

発火度 発火温度
G1 450℃を超えるもの。
G2 300℃を超え450℃以下のもの。
G3 200℃を超え300℃以下のもの。
G4 135℃を超え200℃以下のもの。
G5 100℃を超え135℃以下のもの。
G6 85℃を超え100℃以下のもの。


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