マレイン酸ジエチルエステル(Diethyl Maleate)

不飽和二価カルボン酸であるマレイン酸とエタノールがエステル結合した化合物です。分子内に反応性の高い二重結合を持っており、他の単量体(ビニル化合物など)との共重合や、有機合成の原料として非常に重要な役割を果たします。特に界面活性剤や農薬、樹脂の改質剤の製造に広く利用されています。
別名:マレイン酸ジエチル、(Z)-ブテン二酸ジエチル

レンタル
対象機種
ガス名 マレイン酸ジエチルエステル 分子式
(化学式)
C8H12O4
状態 液体(油状)
無色透明
臭気 穏やかでかすかな芳香(果実臭に似る)
燃焼
範囲 vol%
0.8%からデータなし 爆発等級 1(想定) 発火度 G1
用途
  • ・有機合成中間体(農薬、殺虫剤「マラチオン」の原料)、高分子の共重合原料(酢酸ビニル等との共重合による接着剤や塗料の製造)、界面活性剤(スルホコハク酸エステル系)の原料、可塑剤。
危険
情報
  • ・引火性のある液体です。常温での引火危険性は比較的低い(引火点:約93度から95度)ですが、加熱すると引火しやすくなります。強酸化剤、強酸、強塩基、還元剤との接触を避けてください。燃焼時には一酸化炭素、二酸化炭素などの有毒なガスを発生します。
人体の
影響
  • ・皮膚や目、粘膜に対して刺激性があり、直接触れると赤み、痛み、炎症を引き起こします。皮膚に繰り返し接触すると、過敏症(アレルギー性皮膚炎)を起こす可能性があります。ミストや蒸気を吸入すると、喉の痛みや咳を引き起こすことがあります。誤って飲み込むと、消化器系に刺激を与え、吐き気や腹痛を起こす恐れがあります。

爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値

爆発
等級
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値
1 0.6mmを超えるもの
2 0.4mmを超え、0.6mm以下のもの
3 0.4mm以下のもの
  発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。

発火度 発火温度
G1 450℃を超えるもの。
G2 300℃を超え450℃以下のもの。
G3 200℃を超え300℃以下のもの。
G4 135℃を超え200℃以下のもの。
G5 100℃を超え135℃以下のもの。
G6 85℃を超え100℃以下のもの。


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