マロン酸ジエチル(Diethyl Malonate)

マロン酸とエタノールから形成されるジエステルです。2つのエステル基に挟まれた炭素原子(活性メチレン基)の水素原子が引き抜かれやすく、さまざまな置換基を導入できるため、有機合成化学において極めて重要な「マロン酸エステル合成」の出発原料として利用されます。医薬品や香料などの製造に欠かせない基礎的な化学物質です。
別名:マロン酸ジエチルエステル、プロパン二酸ジエチル、DEM

レンタル
対象機種
ガス名 マロン酸ジエチル 分子式
(化学式)
C7H12O4
状態 液体(油状)
無色透明
臭気 穏やかで甘い果実のような芳香
燃焼
範囲 vol%
0.8%からデータなし 爆発等級 1(想定) 発火度 G1
用途
  • ・有機合成原料(医薬品:バルビツール酸系催眠薬、ビタミンB1、B6等の合成)、香料の原料、染料・顔料の中間体、農薬の原料。
危険
情報
  • ・可燃性の液体です(引火点:約90度から93度前後)。常温での引火危険は比較的低いですが、加熱すると引火し、蒸気は空気と混合して爆発性混合気体を形成します。燃焼時には一酸化炭素や二酸化炭素を発生します。強酸化剤、強塩基、還元剤との接触を避けてください。
人体の
影響
  • ・目、皮膚、粘膜に直接触れると、赤みや軽微な痛みを引き起こすことがあります。ミストや高濃度の蒸気を吸入すると、喉の痛みや咳を引き起こすことがあります。誤って飲み込むと、吐き気や腹痛などの消化器症状を引き起こす恐れがあります。毒性は比較的低いとされていますが、取り扱いの際は適切な保護手袋や保護眼鏡を着用し、換気の良い場所で作業してください。

爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値

爆発
等級
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値
1 0.6mmを超えるもの
2 0.4mmを超え、0.6mm以下のもの
3 0.4mm以下のもの
  発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。

発火度 発火温度
G1 450℃を超えるもの。
G2 300℃を超え450℃以下のもの。
G3 200℃を超え300℃以下のもの。
G4 135℃を超え200℃以下のもの。
G5 100℃を超え135℃以下のもの。
G6 85℃を超え100℃以下のもの。


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