ジエチルスルホン(Diethyl Sulfone)
2つのエチル基がスルホニル基(-SO2-)に結合した構造を持つ有機硫黄化合物です。スルフィドやスルホキシドがさらに酸化された形に相当します。常温では結晶性の固体であり、非常に高い化学的・熱的安定性を持っています。極性溶媒としての性質を持ちますが、工業的にはより融点の低いジメチルスルホン(MSM)や、液体のスルホランなどが多用されるため、ジエチルスルホン自体の汎用性は限定的です。
別名:1,1′-スルホニルビスエタン
| ガス名 |
ジエチルスルホン |
分子式 (化学式) |
C4H10O2S |
| 状態 |
固体(結晶、融点:約70度から73度) |
| 色 |
無色または白色 |
| 臭気 |
ほとんど無臭(純粋な状態) |
燃焼 範囲 vol% |
データなし(常温で固体のため、蒸気による爆発範囲の形成は通常起こりません) |
爆発等級 |
1 |
発火度 |
G1 |
| 用途 |
- ・有機合成における特殊な溶媒、化学反応の研究用試薬、ポリマーの物性改善剤としての研究用途、過去には医薬品(催眠薬の合成中間体)の研究にも用いられました。
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危険 情報 |
- ・加熱により分解し、硫黄酸化物(SOx)などの有毒なガスを発生させる、可燃性の固体です。粉塵が空気と混合すると粉塵爆発を起こす可能性があるため、粉砕や袋詰め作業時には注意が必要です。強酸化剤との接触を避けてください。熱源や火気を避け、湿気の少ない冷暗所に密閉して保管してください。
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人体の 影響 |
- ・毒性に関する詳細なデータは限られていますが、一般に目、皮膚、粘膜に対して刺激性があると考えられます。粉塵を吸入すると、喉の痛みや咳を引き起こすことがあります。取り扱いの際は、粉塵の飛散を防ぐとともに換気を適切に行ってください。
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爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値
爆発 等級 |
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値 |
| 1 |
0.6mmを超えるもの |
| 2 |
0.4mmを超え、0.6mm以下のもの |
| 3 |
0.4mm以下のもの |
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発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。
| 発火度 |
発火温度 |
| G1 |
450℃を超えるもの。 |
| G2 |
300℃を超え450℃以下のもの。 |
| G3 |
200℃を超え300℃以下のもの。 |
| G4 |
135℃を超え200℃以下のもの。 |
| G5 |
100℃を超え135℃以下のもの。 |
| G6 |
85℃を超え100℃以下のもの。 |
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