ジエチレングリコールモノブチルエーテル(Diethylene glycol monobutyl ether)
ジエチレングリコールの末端の一方をブチル基で置換したグリコールエーテル系化合物です。エチレングリコールモノブチルエーテルに比べて沸点が高く、揮発性が非常に低いため、高沸点溶剤として重宝されます。水にも有機溶剤にも非常によく溶け、浸透性に優れているため、塗料、印刷インキ、洗浄剤などの成分として広く普及しています。一般的には「ブチルカルビトール」という商品名(商標名)で知られています。
別名:ブチルカルビトール、2-(2-ブトキシエトキシ)エタノール、BDG、ジエチレングリコールブチルエーテル
| ガス名 |
ジエチレングリコールモノブチルエーテル |
分子式 (化学式) |
C8H18O3 |
| 状態 |
液体(粘性がややある) |
| 色 |
無色透明 |
| 臭気 |
非常にわずかな特有のエーテル臭(ほとんど無臭に近い) |
燃焼 範囲 vol% |
0.8% から 5.9% |
爆発等級 |
– |
発火度 |
– |
| 用途 |
- ・塗料(水性・溶剤系)の成膜助剤、印刷インキの溶剤、ブレーキ液の溶剤、金属洗浄剤、繊維の染色助剤、可塑剤の中間原料、家庭用洗剤。
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危険 情報 |
- ・可燃性の液体です(引火点:約100度から114度前後)。引火点が高いため、常温での危険性は比較的低いですが、加熱や噴霧状態では引火の恐れがあります。強酸化剤と激しく反応します。また、空気との接触によって徐々に爆発性の過酸化物を生成することがあるため、長期保管の際は注意が必要です。
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人体の 影響 |
- ・目に対して強い刺激性があり、直接入ると結膜炎や角膜損傷を招く恐れがあります。皮膚や呼吸器への刺激性は比較的低いですが、高濃度での曝露や繰り返しの接触は避けるべきです。経口摂取した場合は、中枢神経抑制や腎臓への影響が出る可能性があります。取り扱いの際は、保護眼鏡や保護手袋を着用してください。
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爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値
爆発 等級 |
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値 |
| 1 |
0.6mmを超えるもの |
| 2 |
0.4mmを超え、0.6mm以下のもの |
| 3 |
0.4mm以下のもの |
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発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。
| 発火度 |
発火温度 |
| G1 |
450℃を超えるもの。 |
| G2 |
300℃を超え450℃以下のもの。 |
| G3 |
200℃を超え300℃以下のもの。 |
| G4 |
135℃を超え200℃以下のもの。 |
| G5 |
100℃を超え135℃以下のもの。 |
| G6 |
85℃を超え100℃以下のもの。 |
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