ジエチレントリアミン(Diethylenetriamine)
分子内に2つの1級アミノ基と1つの2級アミノ基を持つ脂肪族ポリアミンです。非常に強い塩基性とキレート能(金属イオンを挟み込む性質)を持ち、水やアルコールによく溶けます。工業的にはエポキシ樹脂の代表的な常温硬化剤として非常に有名であり、その他、キレート剤や繊維助剤など幅広い化学産業の基礎原料として利用されています。
別名:DETA、2,2′-ジアミノジエチルアミン、ビス(2-アミノエチル)アミン
| ガス名 |
ジエチレントリアミン |
分子式 (化学式) |
C4H13N3 |
| 状態 |
液体(吸湿性があり、わずかに粘性がある) |
| 色 |
無色から淡黄色 |
| 臭気 |
強烈なアンモニアに似た不快な魚臭 |
燃焼 範囲 vol% |
1.9%から11.6%前後 |
爆発等級 |
1 |
発火度 |
G1 |
| 用途 |
- ・エポキシ樹脂硬化剤(塗料、接着剤、土木資材)、キレート剤(金属表面処理)、繊維処理剤(柔軟剤、染色助剤)、紙力増強剤、腐食抑制剤、界面活性剤の原料、燃料添加剤。
|
危険 情報 |
- ・常温での引火危険は比較的低いですが、加熱により引火します(引火点:約94度から102度)。強い塩基性を持ち、酸、強酸化剤、銅および銅合金(腐食させる)との接触を避けてください。空気中の二酸化炭素や水分を吸収して変質しやすい性質があります。燃焼時には有毒な窒素酸化物(NOx)を発生します。毒物及び劇物取締法では「劇物」に指定されています。
|
人体の 影響 |
- ・腐食性が強く、人体に対して非常に有害です。直接触れると激しい刺激、組織の腐食、重度の化学火傷を引き起こし、目に入れば失明の恐れがあります。また、強力な皮膚感作性があり、繰り返し触れることでアレルギー性皮膚炎(かぶれ)を発症しやすい物質です。蒸気やミストを吸入すると、喉の痛み、咳、呼吸困難を引き起こし、重症の場合は肺水腫や気管支炎を招きます。喘息のようなアレルギー反応を起こすこともあります。\
|
爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値
爆発 等級 |
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値 |
| 1 |
0.6mmを超えるもの |
| 2 |
0.4mmを超え、0.6mm以下のもの |
| 3 |
0.4mm以下のもの |
|
|
発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。
| 発火度 |
発火温度 |
| G1 |
450℃を超えるもの。 |
| G2 |
300℃を超え450℃以下のもの。 |
| G3 |
200℃を超え300℃以下のもの。 |
| G4 |
135℃を超え200℃以下のもの。 |
| G5 |
100℃を超え135℃以下のもの。 |
| G6 |
85℃を超え100℃以下のもの。 |
|
ジエチレントリアミン(Diethylenetriamine)でお悩みならプロに相談!!