ジイソブチルケトン(Diisobutyl Ketone)

2つのイソブチル基がカルボニル基に結合した構造を持つケトン化合物です。沸点が高く、蒸発速度が遅いため、高沸点溶剤として非常に優れた特性を持っています。水にはほとんど溶けませんが、多くの有機溶剤や樹脂とよく混ざるため、塗料やインキの乾燥速度を調整する目的で広く利用されています。
別名:DIBK、2,6-ジメチル-4-ヘプタノン、イソバロン

レンタル
対象機種
ガス名 ジイソブチルケトン 分子式
(化学式)
C9H18O
状態 液体
無色透明
臭気 甘くマイルドなケトン臭(ミントやフルーツに似た特有の臭気)
燃焼
範囲 vol%
0.8%から7.1% 爆発等級 1 発火度 G1
用途
  • ・塗料・ニス・印刷インキの溶剤(レベリング剤)、ニトロセルロース・合成樹脂の溶剤、再結晶用溶剤、なめし革の仕上げ剤、医薬品・香料の合成中間体、鉱物の浮遊選別剤。
危険
情報
  • ・引火性の液体です。常温付近で引火する危険(引火点:約46度から49度)があるため火気厳禁です。蒸気は空気と混合して爆発性混合気体を形成します。強力な酸化剤と反応するため、混触を避けてください。燃焼時には一酸化炭素や二酸化炭素を発生します。
人体の
影響
  • ・刺激性および麻酔作用があります。脱脂作用があるため、繰り返しの接触は皮膚荒れの原因となります。高濃度では中枢神経系を抑制し、意識混濁を招く恐れがあります。

爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値

爆発
等級
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値
1 0.6mmを超えるもの
2 0.4mmを超え、0.6mm以下のもの
3 0.4mm以下のもの
  発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。

発火度 発火温度
G1 450℃を超えるもの。
G2 300℃を超え450℃以下のもの。
G3 200℃を超え300℃以下のもの。
G4 135℃を超え200℃以下のもの。
G5 100℃を超え135℃以下のもの。
G6 85℃を超え100℃以下のもの。


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