ジイソプロピルベンゼン(Diisopropylbenzene)

ベンゼン環に2つのイソプロピル基が結合した芳香族炭化水素です。結合する位置によって、o-(オルト)、m-(メタ)、p-(パラ)の3種類の構造異性体が存在しますが、工業的には主にm-体とp-体の混合物、あるいは単体として扱われます。高沸点の溶剤として、また過酸化物(ハイドロパーオキサイド)を経由した化学合成の中間体として非常に重要な化合物です。
別名:DIPB

レンタル
対象機種
ガス名 ジイソプロピルベンゼン 分子式
(化学式)
C12H18
状態 液体
無色透明
臭気 特有の芳香(芳香族炭化水素特有の臭気)
燃焼
範囲 vol%
0.6%から5.0%前後 爆発等級 1 発火度 G1
用途
  • ・化学合成原料(ハイドロキノンやレゾルシンの製造原料)、高沸点溶剤、塗料・インキの添加剤、架橋剤の原料、熱媒体。
危険
情報
  • ・常温での引火危険性は比較的低いですが(引火点:約75度から80度前後)、加熱により引火します。蒸気は空気と混合して爆発性混合気体を形成します。強力な酸化剤と激しく反応するため、接触を避けてください。また、エーテル類と同様に、空気中の酸素と反応して爆発性の過酸化物を生成する性質があるため、長期保存の際は注意が必要です。
人体の
影響
  • ・刺激性および有害性があり、目・皮膚等に直接触れると、赤み、痛み、軽度の刺激を引き起こします。皮膚から吸収される可能性があるため注意が必要です。蒸気を吸入すると、喉の痛み、咳、頭痛、めまい、吐き気を引き起こすことがあります。高濃度では中枢神経系に影響を与える恐れがあります。

爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値

爆発
等級
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値
1 0.6mmを超えるもの
2 0.4mmを超え、0.6mm以下のもの
3 0.4mm以下のもの
  発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。

発火度 発火温度
G1 450℃を超えるもの。
G2 300℃を超え450℃以下のもの。
G3 200℃を超え300℃以下のもの。
G4 135℃を超え200℃以下のもの。
G5 100℃を超え135℃以下のもの。
G6 85℃を超え100℃以下のもの。


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