ジメトキシメタン(Dimethoxymethane)
メタンの2つの水素原子がメトキシ基に置換された構造を持つ、最も単純なアセタール化合物です。水、アルコール、エーテルなど多くの有機溶剤と非常によく混ざり、樹脂や油脂に対して高い溶解力を持ちます。酸性条件下では容易に分解してホルムアルデヒドとメタノールを生成しますが、中性や塩基性条件下では比較的安定です。揮発性が非常に高く、環境負荷の低いクリーンな溶剤や反応剤として注目されています。
別名:メチラール、ホルムアルデヒドジメチルアセタール、DMM
| ガス名 |
ジメトキシメタン |
分子式 (化学式) |
C3H8O2 |
| 状態 |
液体(非常に揮発性が高い、沸点:約42度) |
| 色 |
無色透明 |
| 臭気 |
クロロホルムに似た、甘く刺激的なエーテル臭 |
燃焼 範囲 vol% |
1.6%から17.6% |
爆発等級 |
1 |
発火度 |
G1 |
| 用途 |
- ・特殊溶剤(塗料、インキ、接着剤)、抽出溶剤、香料・医薬品・農薬の合成原料、燃料添加剤、煙霧剤(エアゾール)の噴射剤、樹脂の剥離剤。
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危険 情報 |
- ・極めて引火性の高い(引火点:約マイナス17度からマイナス18度)液体および蒸気です。常温で激しく蒸発し、蒸気は空気と混合して広範囲で爆発性混合気体を形成します。蒸気は空気より重く、床面などの低所に滞留して離れた火源から引火する恐れがあります。酸化剤と激しく反応します。また、長期保存により爆発性の過酸化物を生成する可能性があるため注意が必要です。
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人体の 影響 |
- ・刺激性および麻酔作用があります。直接触れると刺激、赤み、痛み、炎症を引き起こします。脱脂作用があるため、皮膚荒れの原因となります。蒸気を吸入すると、喉の痛み、咳、頭痛、めまい、吐き気を引き起こします。高濃度では中枢神経系を抑制し、眠気や意識混濁を招く恐れがあります。体内では代謝によりメタノールやホルムアルデヒドを生成する可能性があるため、大量暴露には厳重な警戒が必要です。
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爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値
爆発 等級 |
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値 |
| 1 |
0.6mmを超えるもの |
| 2 |
0.4mmを超え、0.6mm以下のもの |
| 3 |
0.4mm以下のもの |
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発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。
| 発火度 |
発火温度 |
| G1 |
450℃を超えるもの。 |
| G2 |
300℃を超え450℃以下のもの。 |
| G3 |
200℃を超え300℃以下のもの。 |
| G4 |
135℃を超え200℃以下のもの。 |
| G5 |
100℃を超え135℃以下のもの。 |
| G6 |
85℃を超え100℃以下のもの。 |
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