ジメチルカーボネート(Dimethyl Carbonate)
炭酸の2つの水素原子をメチル基で置換した構造を持つ炭酸エステルの一種です。毒性の高いホスゲンや硫酸ジメチルの代替えとなる「グリーンな化学品」として注目されています。優れた溶解力を持ち、生分解性が高く、環境負荷が低い溶剤として広く利用されています。特に近年では、リチウムイオン電池の電解液用溶媒として極めて重要な役割を担っています。
別名:炭酸ジメチル、DMC
| ガス名 |
ジメチルカーボネート |
分子式 (化学式) |
C3H6O3 |
| 状態 |
液体(揮発性がある、沸点:約90度) |
| 色 |
無色透明 |
| 臭気 |
わずかに甘いエステル臭(メタノールに似た刺激臭を感じる場合もあります) |
燃焼 範囲 vol% |
4.22%から12.87%前後 |
爆発等級 |
1 |
発火度 |
G1 |
| 用途 |
- ・リチウムイオン電池の電解液溶媒、塗料・接着剤・洗浄剤の溶剤、ポリカーボネート樹脂の原料、燃料添加剤、有機合成におけるメチル化剤・カルボニル化剤、等。
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危険 情報 |
- ・常温で引火する危険がある、引火性の高い液体および蒸気です(引火点:約14度から18度)。蒸気は空気と混合して爆発性混合気体を形成します。強力な酸化剤、強酸、強塩基と激しく反応します。また、水分により加水分解され、メタノールと二酸化炭素を生成することがあります。
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人体の 影響 |
- ・刺激性および有害性があります。直接触れると刺激、赤み、痛み、炎症を引き起こします。皮膚から吸収される可能性があるため注意が必要です。蒸気を吸入すると、喉の痛み、咳、頭痛、めまい、吐き気を引き起こします。高濃度では中枢神経系を抑制する恐れがあります。
- ・体内で代謝されるとメタノールを生成する可能性があるため、大量の暴露や摂取はメタノール中毒と同様の症状(視覚障害など)を招く危険性があります。
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爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値
爆発 等級 |
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値 |
| 1 |
0.6mmを超えるもの |
| 2 |
0.4mmを超え、0.6mm以下のもの |
| 3 |
0.4mm以下のもの |
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発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。
| 発火度 |
発火温度 |
| G1 |
450℃を超えるもの。 |
| G2 |
300℃を超え450℃以下のもの。 |
| G3 |
200℃を超え300℃以下のもの。 |
| G4 |
135℃を超え200℃以下のもの。 |
| G5 |
100℃を超え135℃以下のもの。 |
| G6 |
85℃を超え100℃以下のもの。 |
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