ジビニルベンゼン(Divinylbenzene)
ベンゼン環に2つのビニル基が結合した構造を持つ芳香族炭化水素です。非常に反応性が高く、自己重合しやすい性質を持っています。スチレンなどの他のモノマーと共重合させることで、三次元網目構造を持つ不溶不融の樹脂(架橋ポリスチレンなど)を作るための「架橋剤」として工業的に極めて重要な役割を果たしています。
別名:DVB、ビニルスチレン
| ガス名 |
ジビニルベンゼン |
分子式 (化学式) |
C10H10 |
| 状態 |
液体(沸点:約195度から200度前後) |
| 色 |
無色から淡黄色 |
| 臭気 |
特有の強い芳香(スチレンに似た刺激臭) |
燃焼 範囲 vol% |
0.7%から6.2%前後(100度以上での推定値) |
爆発等級 |
1 |
発火度 |
G1 |
| 用途 |
- ・架橋剤(イオン交換樹脂、ABS樹脂、合成ゴム、不飽和ポリエステル樹脂)、鋳物用砂の結合剤、コーティング剤、ガスクロマトグラフィー用充填剤。
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危険 情報 |
- ・常温での引火危険性は比較的低いですが、引火点が約65度から70度前後の、加熱時や火源がある場合には燃焼する引火性の液体です。
- ・最大の特徴は「重合性」です。光、熱、酸化剤、金属等と接触すると激しく重合反応(自己重合)を起こし、容器が破裂したり発火したりする危険があります。このため、通常は重合禁止剤(TBCなど)を添加して流通・保管されます。
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人体の 影響 |
- ・刺激性および麻酔作用があり、蒸気を吸入すると、喉の痛み、咳、頭痛、めまい、吐き気を引き起こします。高濃度では中枢神経系に影響を及ぼし、意識混濁を招く恐れがあります。
- ・取り扱いの際は、防毒マスク(有機ガス用)、保護手袋、保護眼鏡、保護衣を着用し、換気の良い場所で作業してください。
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爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値
爆発 等級 |
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値 |
| 1 |
0.6mmを超えるもの |
| 2 |
0.4mmを超え、0.6mm以下のもの |
| 3 |
0.4mm以下のもの |
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発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。
| 発火度 |
発火温度 |
| G1 |
450℃を超えるもの。 |
| G2 |
300℃を超え450℃以下のもの。 |
| G3 |
200℃を超え300℃以下のもの。 |
| G4 |
135℃を超え200℃以下のもの。 |
| G5 |
100℃を超え135℃以下のもの。 |
| G6 |
85℃を超え100℃以下のもの。 |
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