酪酸エチル(Ethyl butyrate)
酪酸とエタノールがエステル結合した化合物です。天然にはパイナップルやバナナ、イチゴなどの多くの果実に含まれており、低濃度では非常に心地よいフルーティーな香りがするのが特徴です。水には溶けにくいですが、アルコールやエーテルなどの有機溶剤にはよく溶けます。香料として非常にポピュラーな物質であり、食品工業において欠かせないエステルの一つです。
別名:ブタン酸エチル、酪酸エチルエステル
| ガス名 |
酪酸エチル |
分子式 (化学式) |
C6H12O2 |
| 状態 |
液体(揮発性がある、沸点:約121度) |
| 色 |
無色透明 |
| 臭気 |
強いフルーティーな香り(パイナップルやアンズに似た芳香) |
燃焼 範囲 vol% |
1.0%からデータなし(類似のエステル類に基づくと、下限は約1%前後と推定されます) |
爆発等級 |
1(想定) |
発火度 |
G1 |
| 用途 |
- ・香料(食品添加物:パイナップル、ピーチ、ベリー、バナナ系フレーバー)、香粧品(香水、石鹸、化粧品の調合香料)、溶剤(セルロース誘導体など)、有機合成中間体。
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危険 情報 |
- ・引火性の高い(引火点:約24度前後)液体および蒸気です。常温で火源があれば容易に引火し、蒸気は空気と混合して爆発性混合気体を形成します。
- ・加熱分解により、一酸化炭素や二酸化炭素を発生します。消防法において危険物(第四類 第二石油類 非水溶性液体)に該当します。
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人体の 影響 |
- ・刺激性および麻酔作用があります。高濃度の蒸気を吸入すると、中枢神経系を抑制し、眠気や意識低下を招く恐れがあります。
- ・取り扱いの際は、火気を厳禁とし、適切な保護手袋、保護眼鏡を着用し、換気の良い場所で作業してください。
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爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値
爆発 等級 |
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値 |
| 1 |
0.6mmを超えるもの |
| 2 |
0.4mmを超え、0.6mm以下のもの |
| 3 |
0.4mm以下のもの |
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発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。
| 発火度 |
発火温度 |
| G1 |
450℃を超えるもの。 |
| G2 |
300℃を超え450℃以下のもの。 |
| G3 |
200℃を超え300℃以下のもの。 |
| G4 |
135℃を超え200℃以下のもの。 |
| G5 |
100℃を超え135℃以下のもの。 |
| G6 |
85℃を超え100℃以下のもの。 |
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