ヨウ化エチル(Ethyl iodide)

エタノールの水酸基をヨウ素原子で置換したハロゲン化アルキルの一種です。無色で重密な液体ですが、光や空気に触れると分解してヨウ素を遊離し、次第に褐色を帯びる性質があります。有機合成化学において、分子内にエチル基を導入するための優れたエチル化剤として非常に重要です。
別名:ヨードエタン、モノヨードエタン

レンタル
対象機種
ガス名 ヨウ化エチル 分子式
(化学式)
C2H5I
状態 液体(非常に重密、沸点:約72度)
無色透明(光により褐色に変化しやすい)
臭気 特有のエーテル様の甘い臭気
燃焼
範囲 vol%
-(不燃性とされる場合もありますが、ハロゲン化アルキルとして高温や特定の条件下で燃焼・分解するため火気には注意が必要です) 爆発等級 1(想定) 発火度 G1
用途
  • ・有機合成試薬(エチル化剤)、医薬品の中間体、屈折率測定用の標準液。
危険
情報
  • ・ヨウ化エチルは、日本の消防法において危険物(第四類 第2石油類 非水溶性液体)に該当する、引火性の液体および蒸気です(引火点:データにより異なるが、加熱や火源により燃焼します)。蒸気は空気と混合して爆発性混合気体を形成します。
  • ・光や空気、熱により分解し、有毒で腐食性の高いヨウ素やヨウ化水素の煙を発生します。強力な酸化剤、強塩基、マグネシウムなどの金属粉末と激しく反応します。
人体の
影響
  • ・刺激性、麻酔作用、および毒性があります。長期間の暴露により、甲状腺機能への影響や、ヨウ素中毒症状(皮膚の発疹、粘膜の炎症など)を引き起こす可能性があります。
  • ・取り扱いの際は、防爆型の局所排気装置を使用し、防毒マスク(有機ガス用)、保護手袋、保護眼鏡を必ず着用してください。

爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値

爆発
等級
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値
1 0.6mmを超えるもの
2 0.4mmを超え、0.6mm以下のもの
3 0.4mm以下のもの
  発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。

発火度 発火温度
G1 450℃を超えるもの。
G2 300℃を超え450℃以下のもの。
G3 200℃を超え300℃以下のもの。
G4 135℃を超え200℃以下のもの。
G5 100℃を超え135℃以下のもの。
G6 85℃を超え100℃以下のもの。


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