エチルメチルカーボネート(Ethyl methyl carbonate)

炭酸のエステルの一種で、分子内にメチル基とエチル基の両方を持つ非対称な構造の炭酸エステルです。高い誘電率と低い粘性をバランスよく備えており、特にリチウムイオン二次電池の非水電解液用溶剤として極めて重要な役割を果たしています。化学的に比較的安定していますが、引火性が高く取り扱いには注意が必要です。
別名:炭酸エチルメチル、EMC

レンタル
対象機種
ガス名 エチルメチルカーボネート 分子式
(化学式)
C4H8O3
状態 液体(沸点:約107度から108度前後)
無色透明
臭気 穏やかなエステル臭(わずかに甘い香り)
燃焼
範囲 vol%
1.2%からデータなし(類似の炭酸エステルに基づくと、下限は約1.2%前後と推定されます) 爆発等級 1 発火度 G1
用途
  • ・リチウムイオン二次電池の電解液溶剤、有機合成用溶剤、中間体原料。
危険
情報
  • ・引火点が約23度から25度前後の、引火性の高い液体および蒸気です。常温で火源があれば容易に引火し、蒸気は空気と混合して爆発性混合気体を形成します。
  • ・強力な酸化剤、強酸、強塩基と反応します。加熱分解により一酸化炭素や二酸化炭素を発生します。
人体の
影響
  • ・刺激性および麻酔作用があります。直接触れると、赤み、痛み、刺激を引き起こします。高濃度では中枢神経系に影響を与える恐れがあります。

爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値

爆発
等級
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値
1 0.6mmを超えるもの
2 0.4mmを超え、0.6mm以下のもの
3 0.4mm以下のもの
  発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。

発火度 発火温度
G1 450℃を超えるもの。
G2 300℃を超え450℃以下のもの。
G3 200℃を超え300℃以下のもの。
G4 135℃を超え200℃以下のもの。
G5 100℃を超え135℃以下のもの。
G6 85℃を超え100℃以下のもの。


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