エチレンカーボネート(Ethylene carbonate)
炭酸とエチレングリコールから誘導される環状のエステル(環状炭酸エステル)です。高い誘電率と優れた極性を持っており、特にリチウムイオン二次電池の電解液溶剤として、充放電効率を高めるために欠かせない主成分として広く利用されています。常温では固体ですが、融点が36度前後と低いため、少し加熱すると液体になります。
別名:炭酸エチレン、1,3-ジオキソラン-2-オン
| ガス名 |
エチレンカーボネート |
分子式 (化学式) |
C3H4O3 |
| 状態 |
固体(常温では結晶または塊状。融点:約36度、沸点:約248度) |
| 色 |
無色透明から白色 |
| 臭気 |
無臭または、わずかに甘い特有の香り |
燃焼 範囲 vol% |
3.6%から16.1%前後(液体状態・加熱時) |
爆発等級 |
1(想定) |
発火度 |
G1 |
| 用途 |
- ・リチウムイオン二次電池の電解液溶剤、溶剤(高分子、樹脂)、有機合成原料、潤滑油添加剤、表面処理剤。
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危険 情報 |
- ・可燃性の固体であり(引火点:約143度から150度前後)、加熱して液体になった状態では引火性があります。
- ・常温での引火危険性は低いですが、高温になる環境や火源には注意が必要です。
- ・強力な酸化剤、強酸、強塩基と反応します。加熱分解により一酸化炭素や二酸化炭素を発生します。
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人体の 影響 |
- ・直接触れると、赤み、痛み、刺激を引き起こすことがあります。高温で発生した蒸気やミストを吸入すると、喉の痛みや咳を引き起こすことがあります。
- ・取り扱いの際は、適切な保護手袋、保護眼鏡を着用してください。融点以上で取り扱う(液体状態)場合は、火傷にも注意が必要です。
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爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値
爆発 等級 |
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値 |
| 1 |
0.6mmを超えるもの |
| 2 |
0.4mmを超え、0.6mm以下のもの |
| 3 |
0.4mm以下のもの |
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発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。
| 発火度 |
発火温度 |
| G1 |
450℃を超えるもの。 |
| G2 |
300℃を超え450℃以下のもの。 |
| G3 |
200℃を超え300℃以下のもの。 |
| G4 |
135℃を超え200℃以下のもの。 |
| G5 |
100℃を超え135℃以下のもの。 |
| G6 |
85℃を超え100℃以下のもの。 |
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