エチレングリコールジメチルエーテル(Ethylene glycol dimethyl ether)
エチレングリコールの2つの水酸基をメチル基で置換した、最も単純な構造のグライム(ポリエーテル)類です。水、アルコール、多くの有機溶剤と非常によく混ざり、非プロトン性極性溶媒として非常に優れた溶解力を持ちます。特に、リチウムイオン電池の電解液成分や、有機金属反応(グリニャール反応など)の溶媒として極めて重要な役割を果たしています。
別名:1,2-ジメトキシエタン、モノグライム、DME、glyme
| ガス名 |
エチレングリコールジメチルエーテル |
分子式 (化学式) |
C4H10O2 |
| 状態 |
液体(揮発性が高い、沸点:約85度) |
| 色 |
無色透明 |
| 臭気 |
特有のエーテル臭(わずかに甘い臭気) |
燃焼 範囲 vol% |
1.6%から18.2%前後 |
爆発等級 |
1 |
発火度 |
G1 |
| 用途 |
- ・リチウム電池の電解液溶媒、有機合成用溶剤(グリニャール反応、ヒドリド還元など)、医薬品・農薬の中間体製造用溶剤、ポリマーの溶媒。
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危険 情報 |
- ・エチレングリコールジメチルエーテルは、日本の消防法において危険物(第四類 第一石油類 水溶性液体)に該当します。非常に引火性の高い液体および蒸気です(引火点:約マイナス1度からマイナス2度)。常温で容易に蒸発し、蒸気は空気と混合して爆発性混合気体を形成します。他のエーテル類と同様に、空気中の酸素と反応して爆発性の過酸化物を生成しやすいため、長期保存や蒸留の際には厳重な注意が必要です。強酸化剤との接触を避けてください。
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人体の 影響 |
- ・生殖能や胎児への悪影響(生殖毒性)が指摘されている有害な物質です。
- ・蒸気を吸入すると、喉の痛み、咳、頭痛、めまい、吐き気を引き起こします。中枢神経系を抑制し、眠気やめまいを招くことがあります。
- ・胎児への悪影響や生殖機能への障害を引き起こす可能性があるため、特に妊婦や妊娠の可能性のある方の取り扱いには厳格な管理が必要です。
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爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値
爆発 等級 |
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値 |
| 1 |
0.6mmを超えるもの |
| 2 |
0.4mmを超え、0.6mm以下のもの |
| 3 |
0.4mm以下のもの |
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発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。
| 発火度 |
発火温度 |
| G1 |
450℃を超えるもの。 |
| G2 |
300℃を超え450℃以下のもの。 |
| G3 |
200℃を超え300℃以下のもの。 |
| G4 |
135℃を超え200℃以下のもの。 |
| G5 |
100℃を超え135℃以下のもの。 |
| G6 |
85℃を超え100℃以下のもの。 |
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