エチレングリコールモノエチルエーテル(Ethylene glycol monoethyl ether)
エチレングリコールにエチル基が結合した構造を持つグリコールエーテルの一種です。水、アルコール、エーテル、アセトンなど、ほとんどの有機溶剤と自由に混ざり合う極めて優れた溶解性を持っています。古くから「セロソルブ」の名称で親しまれ、塗料や印刷インキの溶剤として非常に広く利用されてきましたが、近年は健康への影響(生殖毒性など)を考慮し、他の低毒性溶剤への転換が進んでいます。
別名:2-エトキシエタノール、エチルセロソルブ、セロソルブ
| ガス名 |
エチレングリコールモノエチルエーテル |
分子式 (化学式) |
C4H10O2 |
| 状態 |
液体(揮発性がある、沸点:約135度前後) |
| 色 |
無色透明 |
| 臭気 |
わずかに甘いエーテル様の臭気 |
燃焼 範囲 vol% |
1.7%から15.6%前後 |
爆発等級 |
1 |
発火度 |
G1 |
| 用途 |
- ・溶剤(ラッカー、塗料、印刷インキ、染料)、洗浄剤(電子部品、金属)、農薬の溶剤、医薬品の抽出剤、ブレーキ液の成分。
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危険 情報 |
- ・引火性の液体および蒸気で(引火点:約40度から44度前後)、常温付近でも火源があれば引火する危険があります。
- ・長期間、空気や光にさらされると爆発性の過酸化物を生成する可能性があるため、保管管理に注意が必要です。燃焼により一酸化炭素や二酸化炭素を発生します。
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人体の 影響 |
- ・刺激性、麻酔作用、および生殖毒性がある有害物質です。皮膚から非常に吸収されやすく(経皮吸収)、全身毒性を招く恐れがあるため特に注意が必要です。
- ・高濃度で蒸気を吸入すると、意識低下や肝臓・腎臓への障害を引き起こす可能性があります。
- ・胎児の発育への悪影響や、生殖能への悪影響(不妊など)を及ぼす可能性があることが知られています。
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爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値
爆発 等級 |
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値 |
| 1 |
0.6mmを超えるもの |
| 2 |
0.4mmを超え、0.6mm以下のもの |
| 3 |
0.4mm以下のもの |
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発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。
| 発火度 |
発火温度 |
| G1 |
450℃を超えるもの。 |
| G2 |
300℃を超え450℃以下のもの。 |
| G3 |
200℃を超え300℃以下のもの。 |
| G4 |
135℃を超え200℃以下のもの。 |
| G5 |
100℃を超え135℃以下のもの。 |
| G6 |
85℃を超え100℃以下のもの。 |
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