酸化エチレン(Ethylene oxide)
最も単純な環状エーテル(エポキシド)の一種です。非常に高い反応性を持ち、多くの化学製品の基礎原料として工業的に極めて重要な物質です。一方で、強い毒性と極めて高い引火・爆発性を併せ持つため、取り扱いには厳格な管理が求められます。
別名:エチレンオキシド、オキシラン、エポキシエタン、EO
| ガス名 |
酸化エチレン |
分子式 (化学式) |
C2H4O |
| 状態 |
ガス(常温常圧)、液体(加圧・冷却下、沸点:約10.7度) |
| 色 |
無色 |
| 臭気 |
エーテル様の甘い香り(ただし、臭気を感じる濃度では既に有害な濃度に達しています) |
燃焼 範囲 vol% |
3.0%から100%(空気中。100%は自己分解爆発を意味します) |
爆発等級 |
1(ただし、その極めて高い反応性と分解爆発性に注意が必要) |
発火度 |
G1 |
| 用途 |
- ・化学原料(エチレングリコール、界面活性剤、エタノールアミン、グリコールエーテルの製造)、医療機器の滅菌剤(EOG滅菌)、燻蒸剤。
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危険 情報 |
- ・極めて引火性の高いガスです。燃焼範囲が非常に広く、空気がない状態でも分解爆発を起こす性質があります。
- ・強力な酸化剤、強酸、強塩基、金属塩などと激しく反応し、重合熱によって爆発的な反応を引き起こす恐れがあります。
- ・銀、銅、マグネシウムおよびそれらの合金と反応して爆発性の化合物を形成することがあります。
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人体の 影響 |
- ・強い毒性、刺激性、および発がん性があります。液体に触れると重度の刺激や化学火傷を引き起こします。気化熱による凍傷の危険もあります。
- ・ヒトに対して発がん性がある(IARCグループ1)と確認されています。また、生殖細胞変異原性や再生産毒性も指摘されています。
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爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値
爆発 等級 |
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値 |
| 1 |
0.6mmを超えるもの |
| 2 |
0.4mmを超え、0.6mm以下のもの |
| 3 |
0.4mm以下のもの |
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発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。
| 発火度 |
発火温度 |
| G1 |
450℃を超えるもの。 |
| G2 |
300℃を超え450℃以下のもの。 |
| G3 |
200℃を超え300℃以下のもの。 |
| G4 |
135℃を超え200℃以下のもの。 |
| G5 |
100℃を超え135℃以下のもの。 |
| G6 |
85℃を超え100℃以下のもの。 |
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