エチレンイミン(Ethyleneimine)
3員環構造を持つ最も単純な環状アミン(アジリジン)の一種です。環の歪みが大きいため極めて反応性が高く、容易に開環して様々な化合物と反応したり、自己重合してポリエチレンイミンになったりします。その高い反応性ゆえに工業原料として有用ですが、同時に極めて強い毒性と危険性を持つ物質としても知られています。
別名:アジリジン、アザシクロプロパン、EI
| ガス名 |
エチレンイミン |
分子式 (化学式) |
C2H5N |
| 状態 |
液体(揮発性が高い、沸点:約56度前後) |
| 色 |
無色透明 |
| 臭気 |
強烈なアンモニア様の刺激臭 |
燃焼 範囲 vol% |
3.3%から46.0%前後 |
爆発等級 |
1(想定) |
発火度 |
G1 |
| 用途 |
- ・ポリエチレンイミンの製造原料(紙力増強剤、接着促進剤、繊維処理剤)、医薬品中間体、農薬原料、有機合成原料。
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危険 情報 |
- ・極めて引火性の高い(引火点:約マイナス11度)液体および蒸気です。常温で容易に引火し、蒸気は空気と混合して爆発性混合気体を形成します。
- ・非常に不安定で、酸、酸化剤、アルカリ、あるいは熱や光によって激しく重合(爆発的重合)を起こす恐れがあります。燃焼により有毒な窒素酸化物(NOx)を発生します。
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人体の 影響 |
- ・極めて強い毒性、腐食性、および発がん性があります。直接触れると、激しい痛みや重度の化学火傷を引き起こします。
- ・低濃度でも蒸気を吸入すると、喉の痛み、激しい咳、呼吸困難、肺水腫を引き起こします。症状が数時間遅れて現れることがあり、重症の場合は死に至ります。
- ・ヒトに対して発がん性の疑いがある物質とされています。また、変異原性(遺伝子への影響)も認められています。
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爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値
爆発 等級 |
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値 |
| 1 |
0.6mmを超えるもの |
| 2 |
0.4mmを超え、0.6mm以下のもの |
| 3 |
0.4mm以下のもの |
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発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。
| 発火度 |
発火温度 |
| G1 |
450℃を超えるもの。 |
| G2 |
300℃を超え450℃以下のもの。 |
| G3 |
200℃を超え300℃以下のもの。 |
| G4 |
135℃を超え200℃以下のもの。 |
| G5 |
100℃を超え135℃以下のもの。 |
| G6 |
85℃を超え100℃以下のもの。 |
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