フェロセン(Ferrocene)

2つのシクロペンタジエニル環(五員環)の間に1つの鉄原子がサンドイッチのように挟まれた構造を持つ、代表的な有機金属化合物(メタロセン)です。非常に安定した構造を持ち、芳香族化合物に似た化学的性質を示します。1950年代に発見されて以来、有機金属化学の発展に大きく寄与した物質です。
別名:ジシクロペンタジエニル鉄、ビス(シクロペンタジエニル)鉄

レンタル
対象機種
ガス名 フェロセン 分子式
(化学式)
C10H10Fe
状態 結晶性固体
鮮やかなオレンジ色
臭気 かすかな樟脳(カンファー)のような臭気
燃焼
範囲 vol%
-(粉塵爆発の下限濃度などに注意が必要) 爆発等級 1(想定) 発火度 G1
用途
  • ・燃料添加剤(アンチノック剤、すす・煙の抑制剤)、耐熱性・耐光性高分子の原料、有機合成触媒、医薬品の合成中間体、電極材料。
危険
情報
  • ・可燃性の固体です。加熱により分解し、鉄酸化物を含む有毒な煙が発生します。
  • ・粉末状の場合、空気と混合して粉塵爆発を起こす危険性があります。昇華性が強いため、密閉が不十分な容器から蒸気が漏れ出し、周囲に付着することがあります。
人体の
影響
  • ・刺激性および毒性があります。直接触れると、赤みや刺激を引き起こすことがあります。
  • ・血液中の鉄分濃度に影響を与える可能性や、肝臓への蓄積が懸念されるため、長期間の反復ばく露は避けるべきです。

爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値

爆発
等級
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値
1 0.6mmを超えるもの
2 0.4mmを超え、0.6mm以下のもの
3 0.4mm以下のもの
  発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。

発火度 発火温度
G1 450℃を超えるもの。
G2 300℃を超え450℃以下のもの。
G3 200℃を超え300℃以下のもの。
G4 135℃を超え200℃以下のもの。
G5 100℃を超え135℃以下のもの。
G6 85℃を超え100℃以下のもの。


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