フルフラール(Furfural)
フラン環の2位にアルデヒド基が結合した構造を持つ複素環式化合物です。トウモロコシの芯、麦わら、米ぬかなどの農産廃棄物に含まれる多糖類(ペントサン)を酸分解することで得られます。バイオマス由来の化学原料として重要であり、樹脂、溶剤、潤滑油の精製など、産業界で幅広く利用されています。
別名:2-フルアルデヒド、フラン-2-カルバルデヒド、2-フリルメチナール、人工アリ油
| ガス名 |
フルフラール |
分子式 (化学式) |
C5H4O2 |
| 状態 |
液体 |
| 色 |
無色透明から淡黄色(空気に触れたり光に当たったりすると、徐々に赤褐色から黒色に変化する) |
| 臭気 |
焼いたパンや苦いアーモンドに似た特有の刺激臭 |
燃焼 範囲 vol% |
2.1%から19.3%前後 |
爆発等級 |
1 |
発火度 |
G1 |
| 用途 |
- ・合成樹脂(フラン樹脂)の原料、潤滑油の精製(溶剤抽出)、ナイロン原料(アジピン酸)の合成中間体、殺菌剤・殺虫剤の原料、香料、分析用試薬。
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危険 情報 |
- ・引火性の液体および蒸気です(引火点:約60度前後)。常温での引火危険性は比較的低いですが(引火点:約60度前後)、加熱時や火源がある場合には燃焼します。
- ・空気との接触により過酸化物を生成することがあり、爆発的な重合を起こす恐れがあります。燃焼により一酸化炭素や二酸化炭素を発生します。
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人体の 影響 |
- ・強い毒性と刺激性があります。直接触れると、強い赤み、痛み、化学火傷を引き起こします。皮膚からも吸収される性質があるため、広範囲の接触は全身毒性を招く恐れがあります。高濃度では肺水腫や中枢神経抑制を招くことがあります。また、肝臓や腎臓への悪影響が懸念されるほか、発がん性の可能性についても指摘されています。
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爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値
爆発 等級 |
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値 |
| 1 |
0.6mmを超えるもの |
| 2 |
0.4mmを超え、0.6mm以下のもの |
| 3 |
0.4mm以下のもの |
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発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。
| 発火度 |
発火温度 |
| G1 |
450℃を超えるもの。 |
| G2 |
300℃を超え450℃以下のもの。 |
| G3 |
200℃を超え300℃以下のもの。 |
| G4 |
135℃を超え200℃以下のもの。 |
| G5 |
100℃を超え135℃以下のもの。 |
| G6 |
85℃を超え100℃以下のもの。 |
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