V-ブチロラクトン(gamma-Butyrolactone(g-Butyrolactone))

5員環構造を持つ環状のエステル(ラクトン)の一種です。優れた溶解力と高い沸点を持つことから、工業用溶剤として非常に重宝されています。また、電子部品の電解液や、様々な化学製品の中間体としても重要です。人体の代謝過程でGHB(ガンマヒドロキシ酪酸)に変化する性質があるため、法的な規制対象となっています。
別名:γ-BL、GBL、1,4-ブタノリド、4-ヒドロキシ酪酸ラクトン

レンタル
対象機種
ガス名 V-ブチロラクトン 分子式
(化学式)
C4H6O2
状態 液体(吸湿性がある)
無色透明
臭気 かすかな特有の臭気(わずかに甘い、または薬品のような臭い)
燃焼
範囲 vol%
3.6%から16.0% 爆発等級 発火度 G1
用途
  • ・高純度溶剤(電解コンデンサの電解液、リチウム電池電解液)、農薬・医薬品の合成中間体、写真現像薬、剥離剤(樹脂・ペイントの除去)、洗浄剤、ポリエステル樹脂の原料。
危険
情報
  • ・引火性の液体です(引火点:約98度)。常温での引火危険性は低いですが、加熱すると燃焼します。吸湿性が強く、水分を吸収すると徐々に分解して酸性を示すことがあります。強酸化剤や強塩基と激しく反応します。
人体の
影響
  • ・目や皮膚に対して刺激性があります。最大の特徴は、摂取や過度の吸入により中枢神経系に抑制作用を及ぼす点です。体内でGHBに転換され、深い眠り、めまい、意識混濁、呼吸抑制などを引き起こす恐れがあります。依存性や悪用の危険があるため、取り扱いには厳重な管理が必要です。

爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値

爆発
等級
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値
1 0.6mmを超えるもの
2 0.4mmを超え、0.6mm以下のもの
3 0.4mm以下のもの
  発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。

発火度 発火温度
G1 450℃を超えるもの。
G2 300℃を超え450℃以下のもの。
G3 200℃を超え300℃以下のもの。
G4 135℃を超え200℃以下のもの。
G5 100℃を超え135℃以下のもの。
G6 85℃を超え100℃以下のもの。


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