メタクリル酸グリシジル(Glycidyl methacrylate)

メタクリル酸基とエポキシ基(グリシジル基)という、反応性の異なる2つの官能基を同一分子内に持つ高機能性モノマーです。熱や光、触媒によって容易に重合し、他の樹脂に反応性を付与したり、架橋密度を高めたりするために使用されます。塗料、接着剤、プラスチックの改質など、産業界で非常に重要な役割を果たしています。
別名:GMA、2,3-エポキシプロピルメタクリレート、メタクリル酸2,3-エポキシプロピル

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対象機種
ガス名 メタクリル酸グリシジル 分子式
(化学式)
C7H10O3
状態 液体
無色透明
臭気 特有のエステル臭およびわずかな刺激臭
燃焼
範囲 vol%
1.1%から7.1%前後 爆発等級 1(想定) 発火度 G1
用途
  • ・粉体塗料・自動車用塗料の原料、プラスチック改質剤(耐衝撃性向上など)、接着剤・粘着剤の原料、繊維加工剤、感光性樹脂の原料、イオン交換樹脂。
危険
情報
  • ・加熱や光、重合開始剤の混入により、激しく重合反応(自己重合)を起こして発熱・破裂する危険がある、引火性の液体および蒸気です(引火点:約76度から84度前後)。
  • ・通常は重合禁止剤が添加されていますが、長期間の保管や高温下での管理には十分な注意が必要です。酸化剤、強酸、強塩基、アミン類と激しく反応します。
人体の
影響
  • ・毒性、強い刺激性、および感作性があります。目・皮膚へ直接触れると、強い赤み、痛み、化学火傷を引き起こします。皮膚からも吸収されやすく、アレルギー性皮膚炎(皮膚感作)を引き起こす可能性が非常に高いため、直接の接触は厳禁です。蒸気を吸入すると、喉の痛み、咳、頭痛、めまい、吐き気を引き起こします。
  • ・長期影響:生殖能への悪影響や、変異原性(細胞の遺伝子に影響を与える性質)の恐れが指摘されています。

爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値

爆発
等級
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値
1 0.6mmを超えるもの
2 0.4mmを超え、0.6mm以下のもの
3 0.4mm以下のもの
  発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。

発火度 発火温度
G1 450℃を超えるもの。
G2 300℃を超え450℃以下のもの。
G3 200℃を超え300℃以下のもの。
G4 135℃を超え200℃以下のもの。
G5 100℃を超え135℃以下のもの。
G6 85℃を超え100℃以下のもの。


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