グリオキザール(Glyoxal)
2つのアルデヒド基が直接結合した、最も単純なジアルデヒドです。非常に反応性が高く、水溶液中では水和物として安定に存在します。繊維の防縮加工や紙の強度向上、有機合成の原料として工業的に広く利用されています。また、食品の加熱調理過程や生体内でも生成される物質です。
別名:エタンジアール、シュウ酸アルデヒド、1,2-エタンジオン
| ガス名 |
グリオキザール |
分子式 (化学式) |
C2H2O2 |
| 状態 |
液体(通常は40%程度の水溶液として流通。純粋なものは融点15度前後の固体/液体) |
| 色 |
無色から淡黄色(純粋な液体は黄色、蒸気は緑色を帯びることがあります) |
| 臭気 |
特有の刺すような刺激臭 |
燃焼 範囲 vol% |
-(水溶液のため通常は引火しませんが、乾燥・加熱時には注意が必要です) |
爆発等級 |
1(想定) |
発火度 |
G1 |
| 用途 |
- ・繊維加工剤(防縮・防しわ加工)、製紙用助剤(湿潤紙力増強剤)、皮革なめし剤、有機合成原料(イミダゾール類の製造など)、消毒剤・除菌剤の成分、染料固定剤。
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危険 情報 |
- ・40%水溶液の場合は非引火性ですが、水分が蒸発して濃縮されたり、加熱されたりすると燃焼する可能性があります。
- ・強酸化剤、強塩基、アミン類、および水酸化ナトリウムなどと激しく反応します。燃焼により一酸化炭素や二酸化炭素を発生します。
- ・空気中で徐々に重合する性質があり、特に純粋な状態では爆発的に重合することがあるため、通常は水溶液として取り扱われます。
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人体の 影響 |
- ・毒性、刺激性、および感作性があります。
- ・皮膚感作性があり、繰り返し接触することでアレルギー性皮膚炎の原因となることがあります。
- ・変異原性:遺伝子に影響を与える可能性(変異原性)が指摘されており、取り扱いには注意が必要です。
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爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値
爆発 等級 |
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値 |
| 1 |
0.6mmを超えるもの |
| 2 |
0.4mmを超え、0.6mm以下のもの |
| 3 |
0.4mm以下のもの |
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発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。
| 発火度 |
発火温度 |
| G1 |
450℃を超えるもの。 |
| G2 |
300℃を超え450℃以下のもの。 |
| G3 |
200℃を超え300℃以下のもの。 |
| G4 |
135℃を超え200℃以下のもの。 |
| G5 |
100℃を超え135℃以下のもの。 |
| G6 |
85℃を超え100℃以下のもの。 |
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