グアヤコール(Guaiacol)

フェノール類の誘導体で、ベンゼン環にヒドロキシ基とメトキシ基が隣接して結合した構造を持つ有機化合物です。ブナのタール(木タール)から発見された成分で、正露丸などの医薬品特有の臭いの主成分として知られています。天然にはバニラの原料となるバニリンの生合成経路にも存在し、化学工業においてもバニリン合成の重要な原料となります。
別名:2-メトキシフェノール、カテコールモノメチルエーテル、グアヤコール

レンタル
対象機種
ガス名 グアヤコール 分子式
(化学式)
C7H8O2
状態 液体
無色から淡黄色(光や空気に触れると徐々に暗色化する)
臭気 強烈な木タール様のスモーキーな臭気(正露丸のような臭い)
燃焼
範囲 vol%
-(高沸点のため常温での危険性は低いですが、加熱時には注意が必要) 爆発等級 1(想定) 発火度 G1
用途
  • ・医薬品原料(去痰薬のグアヤコールスルホン酸カリウムなど)、香料原料(合成バニリンの製造)、歯科用鎮痛鎮静剤、抗酸化剤、溶剤、分析用試薬。
危険
情報
  • ・可燃性の液体および固体ですが、引火点が約82度から91度前後なので、常温での引火危険性は比較的低いです。
  • ・ですが、加熱時や火源がある場合には燃焼します。加熱分解により一酸化炭素や二酸化炭素を発生します。
人体の
影響
  • ・毒性および刺激性があります。皮膚へ直接触れると、強い赤み、痛み、化学火傷を引き起こすことがあります。
  • ・皮膚からも吸収される性質があるため、広範囲の接触は避けてください。
  • ・誤飲すると、消化管の腐食、腹痛、嘔吐、全身毒性を呈する恐れがあります。

爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値

爆発
等級
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値
1 0.6mmを超えるもの
2 0.4mmを超え、0.6mm以下のもの
3 0.4mm以下のもの
  発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。

発火度 発火温度
G1 450℃を超えるもの。
G2 300℃を超え450℃以下のもの。
G3 200℃を超え300℃以下のもの。
G4 135℃を超え200℃以下のもの。
G5 100℃を超え135℃以下のもの。
G6 85℃を超え100℃以下のもの。


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