ヘキサメチレンジイソシアネート(Hexamethylene diisocyanate)
6個のメチレン鎖の両末端にイソシアネート基を持つ脂肪族ジイソシアネートです。芳香族イソシアネート(TDIやMDI)と比較して耐候性に優れ、日光に当たっても黄変しにくいという特徴があります。このため、屋外で使用される高級塗料やコーティング剤の硬化剤として非常に重要な化学物質です。
別名:HDI、1,6-ジイソシアナトヘキサン、1,6-ヘキサメチレンジイソシアネート
| ガス名 |
ヘキサメチレンジイソシアネート |
分子式 (化学式) |
C8H12N2O2 |
| 状態 |
液体 |
| 色 |
無色から淡黄色 |
| 臭気 |
特有の刺すような刺激臭 |
燃焼 範囲 vol% |
0.9%から9.5%前後 |
爆発等級 |
1(想定) |
発火度 |
G1 |
| 用途 |
- ・ポリウレタン樹脂の原料、塗料・コーティング剤の硬化剤(自動車、建築外装、航空機用)、接着剤、エラストマー、繊維・皮革加工剤。
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危険 情報 |
- ・常温での引火危険性は低い(引火点:約130度から140度前後)ですが、加熱時や火源がある場合には燃焼する可燃性の液体です。
- ・水や湿気と反応して二酸化炭素を発生し、密閉容器内で圧力が上昇して破裂する恐れがあります。
- ・加熱分解により窒素酸化物やシアン化水素などの有害ガスを発生します。
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人体の 影響 |
- ・強い毒性、刺激性、および皮膚感作性があり、繰り返し接触するとアレルギー性皮膚炎を発症します。
- ・蒸気を吸入すると喉や気道を激しく刺激し、咳、呼吸困難、喘息様症状を引き起こします。一度感作されると、微量の吸入でも激しい喘息発作(イソシアネート喘息)を起こすようになるため、厳重な排気と防護が必要です。
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爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値
爆発 等級 |
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値 |
| 1 |
0.6mmを超えるもの |
| 2 |
0.4mmを超え、0.6mm以下のもの |
| 3 |
0.4mm以下のもの |
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発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。
| 発火度 |
発火温度 |
| G1 |
450℃を超えるもの。 |
| G2 |
300℃を超え450℃以下のもの。 |
| G3 |
200℃を超え300℃以下のもの。 |
| G4 |
135℃を超え200℃以下のもの。 |
| G5 |
100℃を超え135℃以下のもの。 |
| G6 |
85℃を超え100℃以下のもの。 |
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