イソ酪酸(Isobutyric acid)

カルボン酸の一種で、酪酸の構造異性体です。天然では植物や精油の中にエステルとして存在しています。特有の非常に強い不快臭を持ちますが、これを原料として合成されるエステル類は優れた果実香を持つため、香料業界において非常に重要な中間体です。また、化学工業における各種誘導体の原料としても広く利用されています。
別名:2-メチルプロパン酸、イソプロピルギ酸

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対象機種
ガス名 イソ酪酸 分子式
(化学式)
C4H8O2
状態 液体
無色透明
臭気 非常に強く、刺激的で不快な酸敗臭(腐ったバターや汗のような臭い)
燃焼
範囲 vol%
1.6%から9.5% 爆発等級 1 発火度 G1
用途
  • ・香料(エステル類の合成原料)、医薬品原料、化粧品原料、皮革用脱灰剤、ワニス・仕上げ剤の原料、化学合成中間体。
危険
情報
  • ・引火点が約55度から59度前後の引火性の液体です。日本の消防法上では「第二石油類」に分類されます。
  • ・加熱すると引火しやすく、火源があると燃焼します。加熱分解により一酸化炭素や二酸化炭素、刺激性の蒸気を発生します。
人体の
影響
  • ・腐食性および刺激性があります。
  • ・直接触れると、激しい刺激、痛み、赤み、化学火傷を引き起こす恐れがあります。目に入った場合は角膜に深刻な損傷を与える可能性があります。
  • ・蒸気を吸入すると、喉や気道を強く刺激し、咳、喉の痛み、呼吸困難、頭痛を引き起こすことがあります。

爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値

爆発
等級
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値
1 0.6mmを超えるもの
2 0.4mmを超え、0.6mm以下のもの
3 0.4mm以下のもの
  発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。

発火度 発火温度
G1 450℃を超えるもの。
G2 300℃を超え450℃以下のもの。
G3 200℃を超え300℃以下のもの。
G4 135℃を超え200℃以下のもの。
G5 100℃を超え135℃以下のもの。
G6 85℃を超え100℃以下のもの。


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