ジイソシアン酸イソホロン(Isophorone diisocyanate)
脂肪族(脂環式)ジイソシアネートの一種で、イソホロンを原料として製造されます。芳香族イソシアネート(TDIやMDIなど)と比べて反応性が緩やかで、耐候性(太陽光や紫外線による黄変や劣化が起きにくい性質)に極めて優れたポリウレタン製品を製造するための重要な原料です。
別名:イソホロンジイソシアネート、IPDI、3-イソシアナトメチル-3,5,5-トリメチルシクロヘキシルイソシアナート
| ガス名 |
ジイソシアン酸イソホロン |
分子式 (化学式) |
C12H18N2O2 |
| 状態 |
液体 |
| 色 |
無色から淡黄色 |
| 臭気 |
かすかに特有の刺激臭 |
燃焼 範囲 vol% |
0.7%から4.5%(想定値) |
爆発等級 |
1(想定) |
発火度 |
G1 |
| 用途 |
- ・耐候性ポリウレタン塗料・コーティング剤の原料、自動車用ウレタン塗料の硬化剤、エラストマー・接着剤・シーリング材の原料、樹脂改質剤。
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危険 情報 |
- ・常温での引火危険性は低いですが、高温下や火源がある場合には燃焼します(引火点:約130度から155度前後)。
- ・水や水分、アルコール、アミン類、強塩基などと激しく反応します。特に水(空気中の水分を含む)と反応すると、二酸化炭素ガスを発生しながら重合するため、密閉容器内に水分が混入すると圧力が上昇して容器が破裂する危険があります。加熱分解により、シアン化水素や窒素酸化物などの極めて有毒なガスを発生します。
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人体の 影響 |
- ・強い刺激性および極めて高い感作性(アレルギー誘発性)があり、毒性が高いため厳重な注意が必要です。
- ・皮膚からも吸収される恐れがあり、皮膚感作(アレルギー性皮膚炎)の原因になります。
- ・一度イソシアネートに感作(アレルギー状態に)なると、その後はごく微量の蒸気を吸入しただけでも、激しい喘息発作(イソシアネート喘息)を引き起こすようになります。
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爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値
爆発 等級 |
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値 |
| 1 |
0.6mmを超えるもの |
| 2 |
0.4mmを超え、0.6mm以下のもの |
| 3 |
0.4mm以下のもの |
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発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。
| 発火度 |
発火温度 |
| G1 |
450℃を超えるもの。 |
| G2 |
300℃を超え450℃以下のもの。 |
| G3 |
200℃を超え300℃以下のもの。 |
| G4 |
135℃を超え200℃以下のもの。 |
| G5 |
100℃を超え135℃以下のもの。 |
| G6 |
85℃を超え100℃以下のもの。 |
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