イソホロン(Isophorone)
不飽和環状ケトンの一種で、アセトン3分子をアルカリ触媒下で縮合させることで製造されます。高沸点かつ蒸発速度が非常に遅いという特徴を持ち、多くの有機化合物をよく溶かすため、特に難溶性樹脂の優れた高沸点溶剤として化学工業で広く利用されています。
別名:3,5,5-トリメチル-2-シクロヘキセン-1-オン、1,1,3-トリメチル-3-シクロヘキセン-5-オン
| ガス名 |
イソホロン |
分子式 (化学式) |
C9H14O |
| 状態 |
液体 |
| 色 |
無色から淡黄色の透明な液体 |
| 臭気 |
樟脳(カンフル)あるいはペパーミントに似た、特有の強い刺激臭 |
燃焼 範囲 vol% |
0.8%から3.8% |
爆発等級 |
1 |
発火度 |
G1 |
| 用途 |
- ・各種樹脂(ポリ塩化ビニル、酢酸セルロース、エポキシ樹脂、アクリル樹脂等)の高沸点溶剤、印刷インキ・塗料の希釈剤、除草剤・農薬の溶剤、化学合成(イソホロンジイソシアネートなど)の原料中間体。
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危険 情報 |
- ・常温での引火危険性は比較的低いですが、加熱時や火源がある場合には燃焼します(引火点:約84度から96度前後)。
- ・強酸化剤や強塩基と激しく反応します。加熱分解により一酸化炭素や二酸化炭素、刺激性の有毒ガスを発生します。
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人体の 影響 |
- ・粘膜に対して強い刺激性があり、健康有害性が指摘されています。長時間の接触は化学火傷や皮膚炎の原因になります。
- ・肝臓や腎臓への障害、および発がん性の疑い(グループ2Bなど)が指摘されているため、暴露を最小限に抑える必要があります。
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爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値
爆発 等級 |
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値 |
| 1 |
0.6mmを超えるもの |
| 2 |
0.4mmを超え、0.6mm以下のもの |
| 3 |
0.4mm以下のもの |
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発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。
| 発火度 |
発火温度 |
| G1 |
450℃を超えるもの。 |
| G2 |
300℃を超え450℃以下のもの。 |
| G3 |
200℃を超え300℃以下のもの。 |
| G4 |
135℃を超え200℃以下のもの。 |
| G5 |
100℃を超え135℃以下のもの。 |
| G6 |
85℃を超え100℃以下のもの。 |
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