イソプレン(Isoprene)
炭素数5の共役ジエン構造を持つ不飽和炭化水素です。天然ゴムの構成単位(モノマー)であり、多くの植物から自然に放出されるほか、生体内でも広く合成されています。工業的には石油のナフサ分解副生物から分離、または化学合成され、合成ゴムをはじめとする高分子化学工業において極めて重要な基幹原料です。
別名:2-メチル-1,3-ブタジエン
| ガス名 |
イソプレン |
分子式 (化学式) |
C5H8 |
| 状態 |
液体 |
| 色 |
無色透明 |
| 臭気 |
特有の刺激的な石油臭(または揮発性の高いガソリン様の臭気) |
燃焼 範囲 vol% |
1.0%から9.7%(または1.5%から8.9%など、文献により多少の前後があります) |
爆発等級 |
1 |
発火度 |
G1 |
| 用途 |
- ・ポリイソプレンゴム(合成天然ゴム)の製造原料、スチレン・イソプレン・スチレン(SIS)ブロック共重合体(粘接着剤)の原料、ブチルゴムの共重合成分、医薬品・香料(カロテノイドやテルペノイドなど)の合成原料。
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危険 情報 |
- ・常温はもちろん、極低温でも容易に引火し、空気と爆発性の混合気体をつくる、極めて引火性の高い液体および蒸気です(引火点:約マイナス54度以下)。
- ・日本の消防法上では「特殊引火物」に分類され、最高度の火気管理が必要です。
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人体の 影響 |
- ・刺激性、麻酔性、および発がん性(グループ2Bなど)の疑いが指摘されています。
- ・非常に揮発しやすいため蒸気を吸入しやすく、喉や気道を強く刺激して咳を引き起こします。また、中枢神経系を抑制するため、頭痛、めまい、吐き気、眠気を引き起こし、高濃度では意識消失や窒息を招く恐れがあります。
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爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値
爆発 等級 |
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値 |
| 1 |
0.6mmを超えるもの |
| 2 |
0.4mmを超え、0.6mm以下のもの |
| 3 |
0.4mm以下のもの |
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発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。
| 発火度 |
発火温度 |
| G1 |
450℃を超えるもの。 |
| G2 |
300℃を超え450℃以下のもの。 |
| G3 |
200℃を超え300℃以下のもの。 |
| G4 |
135℃を超え200℃以下のもの。 |
| G5 |
100℃を超え135℃以下のもの。 |
| G6 |
85℃を超え100℃以下のもの。 |
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