酢酸イソプロピル(Isopropyl acetate)

酢酸とイソプロピルアルコールのエステル化反応によって得られる有機化合物です。代表的なエステル系溶剤の一つであり、ウレタン、アクリル、セルロースなど多くの樹脂をよく溶かします。蒸発速度が比較的速く、優れた溶解性を持つことから、塗料やインキなどの薄め液(シンナー)として工業的に広く多用されています。
別名:酢酸イソプロピルエステル、エタン酸イソプロピル、2-プロピルアセテート

レンタル
対象機種
ガス名 酢酸イソプロピル 分子式
(化学式)
C5H10O2
状態 液体
無色透明
臭気 特有の強いフルーティーな果実臭(酢酸エステル特有の甘い香り)
燃焼
範囲 vol%
1.8%から8.0% 爆発等級 1 発火度 G1
用途
  • ・印刷インキ(グラビアインキなど)の溶剤、各種塗料・ラッカーの希釈剤、接着剤の溶剤、プラスチック・樹脂の加工溶剤、香料の調合成分、医薬品・有機化合物の抽出溶剤。
危険
情報
  • ・高度に引火性の高い液体および蒸気です(引火点:約2度から4度前後)。常温でも容易に引火し、空気と爆発性の混合気体をつくります。
  • ・静電気によって火花が発生し、引火する恐れがあります。日本の消防法上では「第一石油類」に分類され、厳重な火気管理が必要です。
人体の
影響
  • ・刺激性および麻酔性があります。中枢神経系を抑制するため、大量に吸入すると頭痛、めまい、吐き気、眠気を催し、高濃度では意識喪失に至る恐れがあります。

爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値

爆発
等級
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値
1 0.6mmを超えるもの
2 0.4mmを超え、0.6mm以下のもの
3 0.4mm以下のもの
  発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。

発火度 発火温度
G1 450℃を超えるもの。
G2 300℃を超え450℃以下のもの。
G3 200℃を超え300℃以下のもの。
G4 135℃を超え200℃以下のもの。
G5 100℃を超え135℃以下のもの。
G6 85℃を超え100℃以下のもの。


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