イソプロピルアミン(Isopropylamine)
もっとも単純な構造を持つ脂肪族第一級アミンの一種です。イソプロピルアルコールとアンモニアを反応させることなどで工業的に製造されます。非常に揮発性が高く、強いアルカリ性と独特の刺激臭を持ち、水や多くの有機溶剤と非常によく混ざり合います。農薬(特に除草剤のグリホサート塩)の原料や医薬品の合成中間体として極めて重要な化学物質です。
別名:2-アミノプロパン、モノイソプロピルアミン、2-プロパンアミン、MIPA
| ガス名 |
イソプロピルアミン |
分子式 (化学式) |
C3H9N |
| 状態 |
液体(揮発性が極めて高い) |
| 色 |
無色透明 |
| 臭気 |
強烈なアンモニア様のアミン臭(不快で刺すような刺激臭) |
燃焼 範囲 vol% |
加熱分解により、一酸化炭素や二酸化炭素のほか、有毒な窒素酸化物(NOx)を発生します。 |
爆発等級 |
1 |
発火度 |
G1 |
| 用途 |
- ・除草剤(グリホサートなど)や農薬の製造原料、医薬品(β遮断薬などの循環器系薬)の合成原料、染料・界面活性剤の原料、ゴム配合剤、水処理剤、塗料剥離剤。
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危険 情報 |
- ・極めて引火性の高い液体および蒸気です(引火点:約マイナス26度からマイナス37度前後)。
- ・強いアルカリ性を持つため、銅、亜鉛、アルミニウムなどの金属やそれらの合金を激しく腐食します。
- ・加熱分解により、一酸化炭素や二酸化炭素のほか、有毒な窒素酸化物(NOx)を発生します。
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人体の 影響 |
- ・強いアルカリ性による激しい腐食性と毒性があります。
- ・非常に揮発しやすいため蒸気を吸入しやすく、鼻、喉、気道を激しく刺激し、咳、喉の痛み、呼吸困難、化学性肺炎を引き起こします。高濃度では肺水腫を招き生命に危険を及ぼす恐れがあります。また、液体や高濃度の蒸気が直接触れると、激しい痛み、赤み、重度の化学火傷(ケミカルバーン)を引き起こし、失明や組織壊死に至る恐れがあります。
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爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値
爆発 等級 |
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値 |
| 1 |
0.6mmを超えるもの |
| 2 |
0.4mmを超え、0.6mm以下のもの |
| 3 |
0.4mm以下のもの |
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発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。
| 発火度 |
発火温度 |
| G1 |
450℃を超えるもの。 |
| G2 |
300℃を超え450℃以下のもの。 |
| G3 |
200℃を超え300℃以下のもの。 |
| G4 |
135℃を超え200℃以下のもの。 |
| G5 |
100℃を超え135℃以下のもの。 |
| G6 |
85℃を超え100℃以下のもの。 |
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