ケロシン(Kerosene)
原油を分留・精製して得られる、沸点範囲が約150度から300度の不飽和結合の少ない炭化水素混合物です。石油製品の中では軽油や重油よりも沸点が低く、ガソリンよりも沸点が高い位置づけになります。家庭用の暖房燃料として馴染み深い「灯油」は、このケロシンを主成分としたものです。非常に安定した燃焼特性を持ち、安全性が高く扱いやすいことから、家庭用燃料のみならず、民間・軍用のジェット航空機燃料(JETA-1、JP-8など)のベースとしても世界中で最も広く使われています。
別名:灯油、白灯油、ケロセン、ジェット燃料ベース
| ガス名 |
ケロシン |
分子式 (化学式) |
特定の単一化学式はありません |
| 状態 |
液体 |
| 色 |
無色透明、またはわずかに淡黄色 |
| 臭気 |
独特の石油臭、または灯油臭 |
燃焼 範囲 vol% |
0.6%から5.0%前後 |
爆発等級 |
1 |
発火度 |
G1 |
| 用途 |
- ・家庭用・工業用の暖房器具(石油ストーブ、ファンヒーター)の燃料、給湯器の燃料、民間・軍用ジェット航空機の燃料、農薬の溶剤、機械部品の洗浄剤、塗料の希釈剤。
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危険 情報 |
- ・日本の消防法上では「第二石油類」に分類されます。常温(40度以下)での引火危険性はガソリンに比べて極めて低いですが、夏季の直射日光下、機械の排熱、またはヒーターの近くなどで液温が引火点以上に達した場合、火源があれば容易に引火・爆発します。
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人体の 影響 |
- ・刺激性、麻酔性、および経皮吸収や吸入による健康有害性があります。ミストを吸入した場合、高濃度環境では意識喪失を招く恐れがあります。
- ・誤って飲み込み、気道や肺に吸い込まれた(誤嚥した)場合は、深刻な化学性肺炎を引き起こし生命に危険を及ぼします。絶対に無理に吐き出させず、直ちに医師の診察を受けてください。
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爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値
爆発 等級 |
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値 |
| 1 |
0.6mmを超えるもの |
| 2 |
0.4mmを超え、0.6mm以下のもの |
| 3 |
0.4mm以下のもの |
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発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。
| 発火度 |
発火温度 |
| G1 |
450℃を超えるもの。 |
| G2 |
300℃を超え450℃以下のもの。 |
| G3 |
200℃を超え300℃以下のもの。 |
| G4 |
135℃を超え200℃以下のもの。 |
| G5 |
100℃を超え135℃以下のもの。 |
| G6 |
85℃を超え100℃以下のもの。 |
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