メタクロロトルエン(m-Chlorotoluene)
トルエンのベンゼン環のメタ位(3位)の水素原子が塩素原子に置換された有機塩素化合物です。クロロトルエンにはオルト、メタ、パラの3種類の構造異性体が存在しますが、メタ体は他の異性体に比べて生成比率が低いため、特定の合成経路を経て製造されます。化学的に安定した液体で、主に特殊な医薬品や農薬、染料などの精密化学品を合成するための重要な中間体として利用されます。
別名:3-クロロトルエン、1-クロロ-3-メチルベンゼン
| ガス名 |
メタクロロトルエン |
分子式 (化学式) |
C7H7Cl |
| 状態 |
液体 |
| 色 |
無色透明 |
| 臭気 |
芳香族特有の、わずかに甘く刺激のある臭気(ベンゼンやトルエンに似た香り) |
燃焼 範囲 vol% |
約1.1%から約7.0%(推定値) |
爆発等級 |
1 |
発火度 |
– |
| 用途 |
- ・医薬品の中間体、農薬の原料、染料・顔料の合成原料、特殊溶剤、化学研究用試薬。
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危険 情報 |
- ・加熱されると燃焼し、分解して塩化水素やホスゲンなどの有毒で腐食性のガスを発生します。引火性の液体で(引火点:約50度から54度前後)、空気より重い蒸気は低所に滞留し、引火・爆発の危険性を高めます。強酸化剤と接触すると激しく反応します。火気厳禁であり、容器は密閉して直射日光を避けた換気の良い冷暗所に保管してください。
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人体の 影響 |
- ・毒性があり、目、皮膚、気道に対して刺激性を示します。蒸気を吸入すると、頭痛、めまい、吐き気、意識混濁を引き起こし、高濃度では中枢神経系を抑制します。皮膚に繰り返し接触すると、脱脂作用により皮膚炎を起こすことがあります。肝臓や腎臓への悪影響も懸念されるため、取り扱いの際は有機ガス用防毒マスク、保護手袋、保護眼鏡を着用し、十分な換気を行ってください。
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爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値
爆発 等級 |
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値 |
| 1 |
0.6mmを超えるもの |
| 2 |
0.4mmを超え、0.6mm以下のもの |
| 3 |
0.4mm以下のもの |
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発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。
| 発火度 |
発火温度 |
| G1 |
450℃を超えるもの。 |
| G2 |
300℃を超え450℃以下のもの。 |
| G3 |
200℃を超え300℃以下のもの。 |
| G4 |
135℃を超え200℃以下のもの。 |
| G5 |
100℃を超え135℃以下のもの。 |
| G6 |
85℃を超え100℃以下のもの。 |
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