メタクレソール(m-Cresol)
フェノールの誘導体で、ベンゼン環にメチル基と水酸基がメタ位(3位)に結合した芳香族化合物です。クレソールには3種類の構造異性体(オルト、メタ、パラ)がありますが、メタクレソールは常温で液体として存在し、殺菌力や溶剤としての性能に優れています。石炭タールから抽出されるほか、合成によっても製造され、消毒剤や合成樹脂、農薬などの原料として幅広く利用されています。
別名:3-メチルフェノール、3-ヒドロキシトルエン
| ガス名 |
メタクレソール |
分子式 (化学式) |
C7H8O |
| 状態 |
液体(純度が高い場合は固体に近い粘調な液体) |
| 色 |
無色から淡黄色(光や空気に触れると褐色を帯びる) |
| 臭気 |
フェノール類特有の、薬品のような強い刺激臭 |
燃焼 範囲 vol% |
1.1%から(上限値はデータなし。高温下で爆発性混合気体を形成する) |
爆発等級 |
1 |
発火度 |
G1 |
| 用途 |
- ・殺菌消毒剤、フェノール樹脂(ベークライト)の原料、農薬(殺虫剤)の中間体、染料・顔料の合成原料、写真現像薬の原料、溶剤。
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危険 情報 |
- ・常温では引火しにくいですが、加熱されると燃焼します(引火点:約86度)。腐食性があり、アルミニウムや亜鉛などの金属を腐食させることがあります。火災時には分解して、一酸化炭素や刺激性の有毒ガスを発生します。強酸化剤との接触は避けてください。また、毒物及び劇物取締法により「劇物」に指定されています。
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人体の 影響 |
- ・腐食性と毒性が非常に強い物質です。皮膚や目に直接触れると、激しい化学火傷を引き起こし、組織を損傷させます。皮膚から吸収されやすく、全身毒性を引き起こす危険があるため、広範囲の接触は命に関わります。吸入により喉の痛み、咳、呼吸困難、頭痛、めまいが現れます。長期または大量の曝露は、肝臓、腎臓、中枢神経系に重篤な障害を及ぼす恐れがあります。取り扱いの際は、ゴム手袋、保護眼鏡、防毒マスクを必ず着用してください。
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爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値
爆発 等級 |
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値 |
| 1 |
0.6mmを超えるもの |
| 2 |
0.4mmを超え、0.6mm以下のもの |
| 3 |
0.4mm以下のもの |
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発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。
| 発火度 |
発火温度 |
| G1 |
450℃を超えるもの。 |
| G2 |
300℃を超え450℃以下のもの。 |
| G3 |
200℃を超え300℃以下のもの。 |
| G4 |
135℃を超え200℃以下のもの。 |
| G5 |
100℃を超え135℃以下のもの。 |
| G6 |
85℃を超え100℃以下のもの。 |
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