m-キシレン(m-Xylene)(メタキシレン)

m-キシレン(m-Xylene)(メタ-キシレン)とは、化学式「C6H4(CH3)2」で表される芳香族炭化水素の一種です。キシレンにはオルト(o-)、メタ(m-)、パラ(p-)の3つの異性体があり、m-キシレンはその中の1つです。常温では無色の液体で、特有の芳香を持つ揮発性の高い物質です。

レンタル
対象機種
ガス名 m-キシレン 分子式
(化学式)
C6H4(CH3)2
状態 液体
無色
臭気 特有の芳香
燃焼
範囲 vol%
1.1 から 7.0 爆発等級 1 発火度 G1
用途
  • ・化学原料:イソフタル酸の原料として使用されます。イソフタル酸はポリエステル樹脂(繊維製品やペットボトルなどに使われる)の原料となりますが、o-キシレンやp-キシレンと比較すると需要は少ないため、他の異性体に変換されて利用されるケースが多くあります。また、メタキシレンジアミン、キシリジン、イソフタロニトリルなど、様々な化学物質の製造原料としても使用されます。
  • ・溶剤:塗料、農薬、医薬品などの有機溶剤として利用されます。混合キシレンとして塗料やシンナーなどに含まれることが多いです。
危険
情報
  • m-キシレンは危険性の高い物質であり、GHS分類では以下の危険有害性が示されています。
  • ・引火性液体及び蒸気(H226):引火性があり、蒸気は空気と爆発性混合気体を形成することがあります。裸火、火花、高温物との接触を避ける必要があります。
人体の
影響
  • m-キシレンは、主に吸入、皮膚接触、経口摂取によって人体に影響を与えます。
  • ・吸入:蒸気を吸入すると、中枢神経系への影響として、眠気、めまい、頭痛、吐き気などが急性症状として現れます。高濃度での吸入は、平衡感覚の低下、短期記憶障害、意識不明、昏睡、中枢呼吸抑制など、より重篤な症状を引き起こし、死亡に至る可能性もあります。また、呼吸器への刺激(咳、灼熱感、肺機能低下、肺水腫など)も報告されています。
  • ・皮膚への接触:皮膚の乾燥、発赤などの刺激症状を引き起こします。長時間の接触は皮膚炎の原因となることがあります。
  • ・経口摂取:飲み込むと、灼熱感、腹痛、めまい、眠気、頭痛、吐き気などを引き起こし、揮発性が高いため誤嚥による化学性肺炎の危険性があります。

爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値

爆発
等級
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値
1 0.6mmを超えるもの
2 0.4mmを超え、0.6mm以下のもの
3 0.4mm以下のもの
  発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。

発火度 発火温度
G1 450℃を超えるもの。
G2 300℃を超え450℃以下のもの。
G3 200℃を超え300℃以下のもの。
G4 135℃を超え200℃以下のもの。
G5 100℃を超え135℃以下のもの。
G6 85℃を超え100℃以下のもの。


m-キシレン(m-Xylene)(メタキシレン)でお悩みならプロに相談!!メールでのお問合せ


 

  

 


北海道 [ 北海道 ]
東 北 [ 青森 | 岩手 | 宮城 | 秋田 | 山形 | 福島 ]
関 東 [ 東京 | 神奈川 | 埼玉 | 千葉 | 茨城 | 栃木 | 群馬 | 山梨 ]
信 越 [ 新潟 | 長野 ]
北 陸 [ 富山 | 石川 | 福井 ]
東 海 [ 愛知 | 岐阜 | 静岡 | 三重 ]
近 畿 [ 大阪 | 兵庫 | 京都 | 滋賀 | 奈良 | 和歌山 ]
中 国 [ 鳥取 | 島根 | 岡山 | 広島 | 山口 ]
四 国 [ 徳島 | 香川 | 愛媛 | 高知 ]
九 州 [ 福岡 | 佐賀 | 長崎 | 熊本 | 大分 | 宮崎 | 鹿児島 ]
沖 縄 [ 沖縄 ]
※レンタル価格/料金は「お見積りカートに追加する」ボタンよりご確認ください。
※中古販売始めました。価格等お問合わせください。見積は無料です。
※本日発送可能です。
※リースはお取り扱いしておりません。