アクリル酸メチル(Methyl acrylate)
アクリル酸のエステル体であり、最も単純な構造を持つ不飽和カルボン酸エステルの一種です。分子内に非常に反応性の高い炭素・炭素二重結合(ビニル基)とエステル結合を併せ持っています。極めて重合(ポリマー化)しやすく、他のモノマー(アクリル酸、アクリロニトリル、スチレンなど)と容易に共重合する性質を持っています。柔軟性、透明性、接着性に優れた高分子を製造するためのきわめて重要な工業原料として、世界中で大量に生産・消費されています。
別名:アクリル酸メチルエステル、2-プロペン酸メチル、メチルアクリレート
| ガス名 |
アクリル酸メチル |
分子式 (化学式) |
C4H6O2 |
| 状態 |
液体 |
| 色 |
無色透明 |
| 臭気 |
シャープで、非常に不快な刺すような強い涙涙性の刺激臭(タマネギやニンニクに例えられることもあります) |
燃焼 範囲 vol% |
シャープで、非常に不快な刺すような強い涙涙性の刺激臭(タマネギやニンニクに例えられることもあります) |
爆発等級 |
1 |
発火度 |
G1 |
| 用途 |
- ・各種アクリル樹脂・共重合体の製造(アクリル繊維、合成樹脂、塗料、接着剤・粘着剤、繊維処理剤、紙加工剤、プラスチック改質剤の原料モノマー)、有機合成の中間原料。
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危険 情報 |
- ・引火点が約マイナス3度からマイナス2度前後の、高度に引火性の高い液体および蒸気であり、同時に激しい自己反応性(重合危険性)を持つ大変危険な物質です。
- ・日本の消防法上では「第一石油類」に分類されます。常温であっても火源があれば容易に引火・爆発し、空気と混ざることで広範囲な爆発性混合気体を形成します。蒸気は空気より重いため、低い場所に滞留しやすいです。
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人体の 影響 |
- ・高い揮発性と強い刺激性・催涙性、および皮膚感作性(アレルギー性)があるため、取り扱いには厳重な警戒が必要です。
- ・目・皮膚:直接触れると、目や皮膚に対して強い刺激、赤み、痛みを引き起こし、化学熱傷のような皮膚炎を起こすことがあります。
- ・また、中枢神経系を抑制するため、頭痛、めまい、吐き気、強い眠気を催し、高濃度環境では意識喪失や肺水腫を招く恐れがあります。
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爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値
爆発 等級 |
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値 |
| 1 |
0.6mmを超えるもの |
| 2 |
0.4mmを超え、0.6mm以下のもの |
| 3 |
0.4mm以下のもの |
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発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。
| 発火度 |
発火温度 |
| G1 |
450℃を超えるもの。 |
| G2 |
300℃を超え450℃以下のもの。 |
| G3 |
200℃を超え300℃以下のもの。 |
| G4 |
135℃を超え200℃以下のもの。 |
| G5 |
100℃を超え135℃以下のもの。 |
| G6 |
85℃を超え100℃以下のもの。 |
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