ヨウ化メチル(Methyl iodide)
もっとも単純な構造を持つハロゲン化アルキルの一種です。反応性が非常に高い「メチル化剤」として、有機合成化学において極めて重要な役割を果たします。一方で、高い毒性と発がん性の恐れがあり、環境や人体への影響が強いため、取り扱いには厳重な管理が求められる物質です。
別名:ヨードメタン
| ガス名 |
ヨウ化メチル |
分子式 (化学式) |
CH3I |
| 状態 |
液体 |
| 色 |
無色透明(光にあたると分解してヨウ素を遊離し、徐々に黄色から褐色を帯びます) |
| 臭気 |
エーテル様のスッキリとした甘い臭気 |
燃焼 範囲 vol% |
約8.2%から約66%(空気中。ただし、通常の引火点を持たないため「不燃性」とされる場合もありますが、高エネルギー条件下では爆発性混合気体を形成します) |
爆発等級 |
1(想定) |
発火度 |
G1 |
| 用途 |
- ・有機合成試薬(メチル化剤)、医薬品・農薬の中間体原料、顕微鏡用浸液(高屈折率のため)、消火剤成分。
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危険 情報 |
- ・引火性の液体ではありませんが、加熱分解により、有毒で腐食性の高いヨウ素化合物や一酸化炭素、二酸化炭素を発生します。
- ・非常に高い反応性を持ち、強力な酸化剤、強塩基、およびマグネシウムやアルミニウムなどの金属粉末と激しく反応します。
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人体の 影響 |
- ・毒性、腐食性、および発がん性の恐れがあります。高濃度蒸気を吸入すると、中枢神経系を侵し、言語障害、運動失調、視覚障害、さらには昏睡に至る恐れがあります。症状が数時間の潜伏期を経て現れることがあるため注意が必要です。
- ・経口摂取すると消化器系を激しく侵し、生命に危険を及ぼす可能性があります。
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爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値
爆発 等級 |
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値 |
| 1 |
0.6mmを超えるもの |
| 2 |
0.4mmを超え、0.6mm以下のもの |
| 3 |
0.4mm以下のもの |
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発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。
| 発火度 |
発火温度 |
| G1 |
450℃を超えるもの。 |
| G2 |
300℃を超え450℃以下のもの。 |
| G3 |
200℃を超え300℃以下のもの。 |
| G4 |
135℃を超え200℃以下のもの。 |
| G5 |
100℃を超え135℃以下のもの。 |
| G6 |
85℃を超え100℃以下のもの。 |
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