メチルプロパルギルエーテル(Methyl propargyl ether)
脂肪族不飽和エーテルの一種であり、プロパルギル基(炭素・炭素三重結合を持つ3個の炭素鎖)とメチル基がエーテル結合した構造を持っています。分子内に非常に反応性に富んだ末端アルキン構造(三重結合)とエーテル結合を併せ持っているため、有機合成化学において様々な機能性化学品や医薬・農薬中間体を合成するための「ビルディングブロック(合成用ブロック)」として広く利用されています。揮発性が高く、きわめて引火しやすい危険な液体です。
別名:3-メトキシ-1-プロピン、プロパルギルメチルエーテル、1-プロピン-3-イルメチルエーテル
| ガス名 |
メチルプロパルギルエーテル |
分子式 (化学式) |
C4H6O |
| 状態 |
液体 |
| 色 |
無色透明からごくわずかに淡黄色 |
| 臭気 |
エーテル類特有の、シャープでやや刺激を伴う特有の有機溶剤臭 |
燃焼 範囲 vol% |
2.1%から12.8%前後(想定) |
爆発等級 |
1(想定) |
発火度 |
G1(想定) |
| 用途 |
- ・医薬品や農薬、染料などの合成中間原料、各種不飽和有機化合物の合成用反応試薬、特殊なコーティング樹脂の改質剤。
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危険 情報 |
- ・極めて引火性の高い液体および蒸気です(引火点:約マイナス11度からマイナス7度前後。常温以下でも容易に引火します)。
- ・常温の作業環境下であっても火源があれば一瞬で引火・燃焼し、空気と混ざることで容易に爆発性混合気体を形成します。
- ・エーテル結合を持つため、空気(酸素)と長期間接触することで、可燃性で衝撃に敏感な「有機過酸化物」を生成することがあります。これが濃縮または加熱されると激しい爆発を引き起こす危険があります。
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人体の 影響 |
- ・吸入や接触により、目、皮膚、呼吸器に対して強い刺激性を示し、高濃度環境では中枢神経系を抑制します。
- ・揮発性が非常に高いため蒸気を吸入しやすく、目、鼻、喉、気道の粘膜を刺激して咳や不快感を引き起こします。大量に吸入した場合は中枢神経系を抑制し、頭痛、めまい、吐き気、強い眠気を催し、高濃度環境では意識喪失を招く危険があります。
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爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値
爆発 等級 |
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値 |
| 1 |
0.6mmを超えるもの |
| 2 |
0.4mmを超え、0.6mm以下のもの |
| 3 |
0.4mm以下のもの |
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発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。
| 発火度 |
発火温度 |
| G1 |
450℃を超えるもの。 |
| G2 |
300℃を超え450℃以下のもの。 |
| G3 |
200℃を超え300℃以下のもの。 |
| G4 |
135℃を超え200℃以下のもの。 |
| G5 |
100℃を超え135℃以下のもの。 |
| G6 |
85℃を超え100℃以下のもの。 |
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