ミネラルオイル(Mineral oil)
原油を精製する過程で得られる、液体の飽和炭化水素(主にアルカンやシクロアルカン)の複雑な混合物です。石油由来ですが、高度に精製されて不純物(芳香族炭化水素など)が完全に除去されたものは極めて高い安定性と安全性を持ちます。酸化や腐食がほとんど起こらず、植物油のように時間が経っても酸敗(腐敗)してベタつくことがありません。この優れた化学的安定性と潤滑性、保湿性から、工業用の機械潤滑油から、化粧品、医薬品にいたるまで非常に幅広い分野で世界中で大量に使用されています。可燃性があり、取り扱い方法によっては注意が必要な液体です。
別名:鉱物油、流動パラフィン、ホワイトオイル、ミネラルスピリット(軽質のもの)
| ガス名 |
ミネラルオイル |
分子式 (化学式) |
特定の単一式はありません |
| 状態 |
液体 |
| 色 |
無色透明 |
| 臭気 |
ほぼ無臭、またはごくかすかに特有の軽微な石油臭 |
燃焼 範囲 vol% |
0.6%から6.0%前後(想定) |
爆発等級 |
1(想定) |
発火度 |
G1 |
| 用途 |
- ・化粧品(ベビーオイル、クレンジングオイル、クリーム、乳液のベース成分)、医薬品(便秘治療用の下剤、軟膏の基剤)、食品工業(製造機械の潤滑油、離型剤)、工業用(自動車用エンジンオイル、油圧作動油、切削油、軸受潤滑油、プラスチックやゴムの加工助剤、ハーバリウム用の保存液)。
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危険 情報 |
- ・可燃性の液体です(引火点:約170度から290度前後。精製度や粘度により異なります)。
- ・常温での揮発性はほぼゼロであるため、通常の状態では引火の危険性は極めて低いですが、高温に加熱された状態や、霧状(ミスト状)になった環境下では容易に引火・燃焼します。
- ・また、布や紙に染み込んだ状態で放置すると、条件によっては蓄熱して自然発火を起こすリスクがあります。
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人体の 影響 |
- ・高度に精製された医療用・化粧品用のものは皮膚刺激性が極めて低く、基本的には安全な物質ですが、用途や形態(ミスト吸入など)によっては健康危害が生じます。
- ・高度精製されたものは安全ですが、古い工業用オイルに長期間曝露されると、含まれる不純物により皮膚がんのリスクが高まることが知られています。
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爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値
爆発 等級 |
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値 |
| 1 |
0.6mmを超えるもの |
| 2 |
0.4mmを超え、0.6mm以下のもの |
| 3 |
0.4mm以下のもの |
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発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。
| 発火度 |
発火温度 |
| G1 |
450℃を超えるもの。 |
| G2 |
300℃を超え450℃以下のもの。 |
| G3 |
200℃を超え300℃以下のもの。 |
| G4 |
135℃を超え200℃以下のもの。 |
| G5 |
100℃を超え135℃以下のもの。 |
| G6 |
85℃を超え100℃以下のもの。 |
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