モノエタノールアミン(Monoethanolamine)
アミノ基と水酸基の両方を持つ、最も単純な構造のアミノアルコールの一種です。水やアルコールに非常に溶けやすく、吸湿性が強い塩基性の液体です。二酸化炭素(CO2)や硫化水素(H2S)を吸収する性質があるため、ガス精製プロセスで広く利用されるほか、洗剤や化粧品の原料としても重要な役割を果たしています。
別名:2-アミノエタノール、コラミン、エタノールアミン、MEA
| ガス名 |
モノエタノールアミン |
分子式 (化学式) |
C2H7NO |
| 状態 |
液体(粘性がある、沸点:約170度前後) |
| 色 |
無色透明(放置すると空気中の炭酸ガスや水分を吸収し、黄色みを帯びることがあります) |
| 臭気 |
わずかにアンモニアに似た不快な刺激臭 |
燃焼 範囲 vol% |
3.0%から23.5%前後(高温時) |
爆発等級 |
1 |
発火度 |
G1 |
| 用途 |
- ・ガス吸収剤(火力発電所や工場でのCO2回収)、界面活性剤原料(洗剤、シャンプー)、金属加工油(防錆剤)、医薬品・農薬の中間体、繊維助剤、化粧品のpH調整剤。
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危険 情報 |
- ・常温での引火危険性は比較的低い(引火点:約85度から93度前後)ですが、加熱時や火源がある場合には燃焼します。
- ・また、銅、銅合金、アルミニウムなどの金属を腐食させる性質があるため、容器の材質には注意が必要です。燃焼や熱分解により、有毒な窒素酸化物(NOx)を発生します。
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人体の 影響 |
- ・強い腐食性と刺激性があります。目/皮膚へ直接触れると、激しい痛み、赤み、深刻な化学火傷を引き起こします。目に入った場合は失明の恐れがあるため、直ちに大量の水で洗浄し、医師の診察を受ける必要があります。
- ・蒸気やミストを吸入すると、喉の激しい痛み、咳、呼吸困難を引き起こし、気管支炎や肺水腫を招く恐れがあります。経口摂取では消化管の粘膜を激しく侵し、口腔内や食道の火傷、腹痛、吐き気を引き起こします。
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爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値
爆発 等級 |
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値 |
| 1 |
0.6mmを超えるもの |
| 2 |
0.4mmを超え、0.6mm以下のもの |
| 3 |
0.4mm以下のもの |
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発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。
| 発火度 |
発火温度 |
| G1 |
450℃を超えるもの。 |
| G2 |
300℃を超え450℃以下のもの。 |
| G3 |
200℃を超え300℃以下のもの。 |
| G4 |
135℃を超え200℃以下のもの。 |
| G5 |
100℃を超え135℃以下のもの。 |
| G6 |
85℃を超え100℃以下のもの。 |
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